編集部は神田駅と秋葉原駅の中間にあり、 近くには京浜東北線と山の手線、さらには中央本線が走っている。 列車の通過音が聞こえるくらい近くだ。 編集部の窓から高架橋が見えたりする。
なので、首都圏のJRがデジ化されるまでは、それこそ鉄道無線は聞きホーダイ。 山の手線は早々にデジ化していたが、京浜東北線と中央快速線と緩行線をスキャンして聞いていた。
ところがあえなくデジタル化で聞けなくなってしまった。 毎日聞けていただけに聞けなくなると悲観的になるところだが、 嘆いていても聞こえるようになるわけではないので、 進んで受信ジャンルを探してみる。
聞ける受信ジャンルは街中にけっこう存在するよ。 アキバらしい無線はメイド喫茶の客引き&ビラ配りメイドが活用する特小。 アニメ声で「いまきゃら、おきゃくひゃん、しゃんめいしゃま、おちゅれひます」 (いまから、お客さん、3名さま、お連れします)」 とか聞こえてくる。 あくまでも受信に徹すること。 アキバで特小を運用している人は混信には注意。 メイドたちに「このチャンネルつかってるよ!」なんて暴言を吐いてはいけない。
そのほかには写真のようなクレーン無線。 クレーン無線は454メガで運用されており、わずか1mワットの出力だが、 高所から電波が発射されるためけっこう遠くでも聞こえてくる。 遠巻きにクレーンが動いているのを見かけたら454メガ帯を6.25kHZステップでサーチすべし。 「ゴー、スラー」のような専門用語が聞こえてくるハズ。
聞けない聞けないと悲観するよりも、自分で聞こえてくる無線を探してみよう。 周波数帳を見ると、いままで聞いたこともない無線があることに気が付くはずです。