すでに1か月も前の話になりますが、GWの直前に大阪へ受信をしに行ってきました。
場所は定番の大阪・生駒山。
通巻400号となったラジオライフ2014年6月号の「マニアの聖地」でも取り上げているように、
生駒山には電波塔が林立するほどの絶好のロケーション。
強電界であることを除けば、受信には最適な場所です。
当然のことながら、生駒山からアマチュア無線を運用する人もたくさんいます。
標高は642mで東京の高尾山とほぼ一緒。
ただし、生駒山は山頂の数10m下までクルマで登れますからモービル運用にはピッタリ。
高尾山は山頂はまでクルマを乗り付けられないのでハンディ機での運用になります。
生駒山が関西のハムたちに支持されるのもよく分かります。
ちなみに生駒山ってのは不思議な山で、電波マニアにとっては楽しい場所であると同時に、
山頂には遊園地があったり、奈良側の宝山寺にはなんと昭和の裏風俗街があります。
宝山寺への参道にならぶ旅館は妙齢の女性を呼べるシステムになっているのです。
寺の参道で行われる情事ですが、建前上は旅館に芸者さんを呼んでいることになっており、
そこでたまたま自由恋愛に陥り、ことに及んだという大人のシステムです。
それゆえ公然と行われており、摘発されないのです。
興味のある人は「生駒山 裏風俗」で検索してみてください。
その独自システムはまさに昭和の遊びです。
さて、受信の結果は…。
標高が高いだけあって、ガンガン入感します(この結果は5月24日発売のラジオライフ2014年7月号の「消防無線特集」にて)。
受信に使ったのがアイコムの新型モービル機ID-5100。
徹底使用リポートの大井松田吾郎師匠も即座に購入。
知人も何人か購入しています。
それほど魅力あるリブなんです。
D-STAR機としての魅力もありますが、なんといっても録音機能は逸品。
ハンディ機のID-51と同じスペックですが、録音のオンオフも簡単で操作性は良好。
交信を聞きながら、周波数やコールサイン、地名をメモする必要がなくなったのはとても便利です。
これはまさに受信実験にはピッタリのリグですね。
お値段はモービル機としてはバツグンにお高いですが、受信用に使うのも大いにありです。
D-STAR機能はなしでいいので、安価なFMモービルとして発売してくれたらいいなと思います。
シングル表示のIC-208が絶版になったことだし、デュアルバンドのIC-2720も10年選手です。
IC-2720に録音機能が付いてリニューアルされれば、いま私が車載しているFT-8800は引退ですね。
FT-8800もハイパーメモリーがついているので、使い勝手のいいモービル機なんですけどね。
八重洲無線も録音機能をお願いします。
ただ思うのは、SDカードは本体ではなく、フロントパネルに取り付けられる方がいいです。
今回は本体を固定せずにシートに置いて使いましたが、
モービル機は本体をシート下に入れたりするでしょうから、
そうなるとSDカードが脱着しにくいです。
SDカードはぜひともフロントパネルに入れられるようにしてください。
あと最近のアイコム製品で嫌なのが取説のCD化。
困ったときに即座に操作方法を調べられないし、パソコンない人はどうすんのって!
今回のように移動受信をする際はCD取説を見るためだけに、ノートパソコンを持って行くことに。
取説ってのはマンガや小説みたいに頭から読むものではないので、
電子ブックスタイルが合いません。
取説検索の機動性がガクンと落ちます。
(編集部/関口岳彦)