気が付けばかれこれ、 30年くらい単車に乗っていることになる。
人生の半分以上、単車に乗っていることになる。
遠の昔に単車を降りた友人も多い。
単車が嫌いになったわけではなく、なんとなく乗らなくなったようだ。
私は真冬でも毎日のように単車に乗っている。
だから乗り続けていられるのだろう。
その単車は20年落ちのポンコツだが、
八重洲無線の防水モービル機、FTM-10Sを搭載している。
FTM-10Sでアマチュア無線を運用したこともあるが、 もっぱら受信専用で、
VHF帯の消防無線とバス無線+盗聴波をまとめてスキャンしている。
モービル機にアンテナは付属しないので、 自分で選ぶことになる。
私が選んだのは第一電波工業のAZ510。
全長91cmのほどよい長さのホイップアンテナだ。
ナンバープレート基台を使って固定しているが乗降のジャマにはならない。
これがなかなかいい。
ハンディホイップとは比較にならないほどよく入感する。
都内を走っていても茨城県のつくば消防も入感するし、
神奈川県の横浜消防は常にフルスケールだ。
デジタル化された千葉消防だって聞けるゾ。
もちろん、アナログ波でパラレル送信されている出場指令だけど…。
ハンディ機でたくさん聞けなくて悩んでいる人は、
自宅にモービルホイップアンテナを上げることを強くオススメする。
アンテナが設置できる場所によって基台の形状や同軸ケーブルの長さが変わるので、
1万円から1万5千円くらいの投資になるかもしれないが、
聞ける無線が圧倒的に増えることが簡単に実感できる。
聞けないのは受信機の性能ではなくて、
アンテナの性能によるところが大きいことを覚えておいてほしい。
そんな受信機材のステップアップを特集したのが、
週末、1月25日発売のラジオライフ2014年3月号。
5,000円からスタートして30万円の固定機まで、
予算に応じた受信機材のステップアップを紹介している。
2014年はステップアップをしてみようというわけだ。
特に固定機、 アイコムのIC-R8500、 ウエーブテックのWR3600、
エーオーアールのAR5001Dのレビューは見どころ満載。
1月25日発売のラジオライフ2014年3月号をよろしくお願いいたします。
写真は奥多摩の林道。
私はロードバイクで林道を走るのが好きな変態です。(編集部/関口岳彦)