7月号の予告どおり、6月25日発売のラジオライフ2015年8月号で
日本のメーカーだけれども、日本国内では一切販売していないユニデンの受信機、
いや、スキャナー「BCD436HP」を紹介します。
ユニデンとくれば「ベアキャット」を思い浮かべるOM諸氏も多いのではないでしょうか。
以前からユニデンの存在は知っていても、
ユニデンの受信機を実際に手にするチャンスは皆無でしたからね。
今こうしてユニデンの受信機をレビューできるようになったのも、
ネット通販が広く普及したからです。
以前は輸入代行業者に依頼して、
けっこうな金額をいわれるがままに支払うしかありませんでした。
ネット通販が当たり前になり、クレジット決済が行われるようになりました。
個人輸入も簡単・安心にできるようになったのです。
海外通販だからといって高めの値段が設定されることもありません。
地元のマニアを同じ値引き率で購入できます。
今は円安で高いですが、円高の時期であれば相当安く買えます。
いい時代になったものです。
そんなわけでユニデンのBCD436HPを徹底レビューします。
ちなみに型番はベア・キャット・デジタル・436・ホームパトロールの略称のようです。
ホームパトロールって自宅警備ってことですか!
アメリカでは「レシーバ」といわず「スキャナー」と呼ばれます。
スキャナーといっても写真を取り込む機器ではなく、スキャンを主体に使う受信機です。
我々、JAユーザーにとって操作の基本になるVFOの概念がないんです。
正直、操作はかなり戸惑います。
ちょうどアイコムのIC-RX7(絶版)がスキャナーでした。
あらかじめメモリーされた周波数をひたすらスキャンして聞く受信機でしたね。
受信機を知っているベテラン勢は操作に戸惑いましたが、ビギナーはサクサク使えたとか。
なんでユニデンの受信機操作はちょっとというか、
かなり独自のものがあります。
それを解説してみました。
さらに大井松田吾郎師匠による実践リポートなど、
BCD436HPをどのように活用するのか、ヘンタイ受信家の濃い内容が掲載されています。
日本の受信機(ユニデンも日本製ですが)に閉塞感のある人は、
逆輸入の黒船、ユニデンの受信機に触手を伸ばしてみてはどうでしょうか。