ラジオライフ編集部の近くで赤色灯を発見!
その高さから考えてすに消防車だと分かった。
消防車が1台だけってことはPA連携の現場だ。
PA連携とはアンビュランスの救急車とポンプ車が連携して事案に当たること。
救急隊員だけでは搬出が困難な場合や、
傷害事件などで救急隊員の受傷の危険性があったり、
そして救急隊がすぐに現着できない場合に、
ポンプ車が先行して事案に当たるシステムで全国に普及している。
なんといっても救急隊は6秒に1回出場している計算だから多忙過ぎるので、
ポンプ隊の隊員がサポートするって仕組みだ。
消防車の写真を撮っていると、すぐに救急車も現着する。
「PA連携活動開始」が方面波から聞こえてくる。
東京消防庁管内ではポンプ車が先行しているケースが多く見られる。
このPA連携は消防署単位で指揮される署隊運用で行われる。
その際の通信システムが466MHz帯の署活系。
出力は1Wだが消防署の屋上から発射されるので、
けっこうな広範囲まで飛んでいく。
消防署の管轄など飛び越えている。
PA連携の事案も多いので、
地方の消防本部よりも署隊運用の無線交信は多いかもしれない。
つまり、2016年5月31日に消防無線がデジタル化されても署活は聞けるってこと。
ただし、ハンディ機+付属アンテナではダメだ。
受信設備はしっかりとしないとね。
そんなことをラジオライフ2014年7月号で特集している。
消防無線の遠距離受信もしているので、ぜひとも一読されたい。
(編集部/関口岳彦)