「ソニー」特集をしているラジオライフ2014年8月号の受信特集はモービル機。
ここ1~2年でアイコムの「ID-5100」や八重洲無線の「FTM-400D」、JVCケンウッドの「TM-D710G」といった次世代モービル機が発売され、実はけっこう盛り上がっているモービル機市場。
私もモービル機が好きなんでけっこうワクワクです!
でも、その裏側で消えゆくモービル機があるのも事実。
アイコムの1200MHz帯D-STAR機「ID-1」はラジオライフ2014年7月号でお伝えしたとおり既に絶版だが(というよりもかなり前から市場から消えていたんじゃないかな?)、今回のモービル機特集をまとめるにあたって調べていくとアイコムの「IC-2820G」はID-5100と入れ換えで消滅。まあ、これは順当だ。デュアルバンドのD-STAR機は2種もいらないからね。
で、気になったのがアイコムの「IC-208」が絶版になったこと。
入門機ともいえる安価な2バンドモービルが絶版というのは痛い。
前モデルの「IC-207」もけっこう好きで、八重洲無線の「FT-90」と比べながら、どちらのモービル機を単車に載せるべきか悩んだものだ。小ささではFT-90だったけど、操作性はIC-207だったんだけど、防水対策で試行錯誤しているうちに八重洲無線から「FTM-10S」が発売されて、こっちを載せちゃった。
そんな経緯もあってIC-208は好きなモービル機だった。そして、D-STAR版の「ID-800」→「ID-880」へと進化。
受信性能はID-880の方が高かったんだけど、実売価格が1万円安いIC-208はそれでも魅力的だった。
そのIC-208も絶版。2バンド機はID-880の1本でいくみたい。アイコムはD-STARに本腰を入れてきたね。もしかしたら「IC-2720」も高齢化しているしヤバイかも。
その分、ID-880の実売価格が下がったのが救い。IC-208の絶版によってID-880が買いやすくなったのは皮肉だね。
それにしてもアイコムは最近、ラインナップを急速に整理しているな…。
やな予感がする!
(編集部/関口岳彦)