本日、横浜にあるJVCケンウッドに行ってきました。 昨年のハムフェアでマニアたちの視線を一心に集めたケンウッドのフラッグシップモデル、 TS-990の発表会が開催されたからです。 発表会とはいってもハムフェアのような一般向けではなく、 無線ショップ向けの視聴会です。 発売前に製品版と同じ、実機に触れることで、TS-990の魅力をショップの方々に感じてもらおうというものです。 店頭にサンプル機を展示できるような製品ではないので、 ショップのオヤジさんたちに実機の操作感や音感を得てもらい、 それをお客さんに伝えてもらいたいというのが狙いです。 数々のHF機を見てきたショップのオヤジさんたちの経験と確かな耳は信頼ある情報になって、 お客さんに伝わっていきます。
高級HF機にあたえられる900番台を型番を持つTS-990は定価70万円を越えるケンウッドの最高級機。 型番も後がないことからもわかるように、持てる技術をすべて投じて作られたHF機であることがわかります。 その重厚感あふれる存在感はまさに高級機。 7インチのディスプレイを備えますが、7インチってことはタブレットと同じサイズなわけですから、 ディスプレイの情報量の多さは一目瞭然です。
残念ながら私はTS-990に触れることはできなかったのですが、7メガを受信したときの音色を聞きました。 ノイズから浮かび上がってくる堅すぎない柔らかな音色なのです。 それでいて無線機を扱っていることを強く意識させるメカニカルな雰囲気があります。 さすがはオーディオ機器のケンウッドといった感です。 長時間の運用でも耳が疲れない音でしょう。
実機に触れる前のプレゼンテーションでは各部の説明を受けたのですが、 TS-990の魅力をみなさんにお伝えする場は3月22日に発売日が決定したラジオライフDXのvol.6になります。 前号のラジオライフDX vol.5で次号6号の発売日を明記していなかった理由はここにあります。 TS-990の発売が決定して、そのリポートを掲載することがラジオライフDX vol.6のメインテーマと決めていました。 そのため、5号発売の12月の時点ではTS-990の動向がわからなかったので、ラジオライフDX vol.6の発売日が確定できなかったのです(TS-990は遅くても3月末までには発売されるかな、という感触はありましたが…)
2月末にはTS-990が発売になりますので、いろいろなリポートができます。 3月22日のラジオライフDXのvol.6ではTS-990の大特集が組まれますので、お楽しみにしていてください。 もちろん話題のハンディ機ID-51を筆頭に、モービル機やハンディ機、受信機のハードな特集も組みます。 ラジオライフのべストバイ・ハンディ機とは違ったアマチュア無線機としての評価を加えた視線からのベストバイもお楽しみに! アマチュア無線、BCLラジオ、受信の専門誌、ラジオライフDXをよろしくお願いします。