タイトル
地図で読み解く阪急沿線
著 者
[監修]岡田直 [文]上田登
定 価
1,980円(10%税込)
判 型
A5判 並製
ISBN
978-4-86673-347-0
発売日
2023/07/06
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貴重な地図資料や写真から阪急電車の成り立ちや歩みを明らかにしつつ、沿線の謎と不思議について深く知ることができる一冊。
【目次】
■巻頭
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地形の凹凸がわかる! 阪急沿線3D地図
車両と駅の写真で振り返る 阪急電鉄120年の歴史
[絵地図]近畿名勝遊覧早わかり地図
【Chapter1】
阪急全線編
阪急電車はなぜ現在の路線なのか?
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・阪急宝塚線誕生のきっかけは現在のJR福知山線の国有化
・現在の私鉄のビジネスモデル 小林一三による戦略的な集客
・阪神間を結ぶ神戸線の敷設で阪神急行電鉄(阪急)に改称
・戦時中に京阪電気鉄道と合併 戦後に誕生した阪急京都線
・阪神との経営統合で誕生した「阪急阪神ホールディングス」
[じつは阪急の兄弟会社だった1]神戸高速鉄道
【Chapter2】
大阪梅田~十三駅・神戸線編
商都・大阪と港町・神戸の都市間輸送
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・地上→高架→地上→高架 何度も移設した大阪梅田駅【大阪梅田駅】
・長年大阪に住む人でも迷う日本一広い梅田の地下迷宮【大阪梅田駅】
・私鉄唯一の3複線が理由で京都本線は中津駅を通過【中津駅】【十三駅】
・十三駅が基点の新線構想 新大阪・なにわ筋連絡線【十三駅】
・神崎川駅が特急停車駅に? 幻に終わった新大阪連絡線【神崎川駅】【園田駅】
・塚口駅が開業したことで駅周辺はベッドタウンに【塚口駅】
・田園調布をモデルとして戦前に街開きした武庫之荘【武庫之荘駅】
・かつての西宮北口駅では神戸線と今津線が平面交差【西宮北口駅】
[鳥瞰図]西宮市鳥瞰図
・西宮球場を本拠地とした昭和の強豪・阪急ブレーブス【西宮北口駅】
・震災を機に特急停車駅に 被災した夙川駅と岡本駅【夙川駅】【芦屋川駅】【岡本駅】
・神戸本線の直線区間の例外 御影駅東側のカーブの謎【御影駅】
・戦前に六甲山を駆け上った阪急が運営のロープウェイ【六甲駅】
・路線開通から16年を経て三宮への乗り入れを実現【王子公園駅】【春日野道駅】【神戸三宮駅】
・神戸を象徴する建物だった三宮駅と神戸阪急ビル東館【神戸三宮駅】【花隈駅】
[鳥瞰図]大神戸市を中心とせる名所鳥瞰図絵
・新開地駅はなぜできた? 神戸高速線の誕生の経緯【高速神戸駅】【新開地駅】
・神戸線のルート変更で新たに誕生した伊丹線【稲野駅】【新伊丹駅】【伊丹駅】
・今津線は阪神国道駅にてかつては阪神国道線と接続【今津駅】【阪神国道駅】
・阪急沿線に点在している高級住宅街「西宮七園」【門戸厄神駅】【甲東園駅】
・阪神競馬場の最寄り駅は仁川駅でなく逆瀬川駅?【仁川駅】【小林駅】【逆瀬川駅】
・温泉保養地だった苦楽園とレジャー施設だった甲陽園【苦楽園口駅】【甲陽園駅】
[じつは阪急の兄弟会社だった2]神戸電鉄
【Chapter3】
宝塚線編
私鉄経営の雛形となった沿線の開発
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・時速30キロの徐行を強いた三国駅近くの昔の急カーブ【三国駅】
・梅田への到着時間を短縮 曽根駅と庄内駅の待避線【庄内駅】【服部天神駅】【曽駅根】
・幻となったバイパス線と豊中駅までの複々線化【曽根駅】【岡町駅】【豊中駅】
・高校野球発祥の地の豊中と駅名が地名となった蛍池【豊中駅】【蛍池駅】
・大阪大学とともに発展した街道沿いの石橋阪大前駅【石橋阪大前駅】
・阪急電鉄の「本籍」表示が池田駅の構内にある理由【池田駅】【川西能勢口駅】
・川西能勢口~山本駅間で整理統合された5つの駅【川西能勢口駅】【雲雀丘花屋敷駅】【山本駅】
・中山観音~清荒神駅間は参詣客を目的に駅を設置【中山観音駅】【売布神社駅】【清荒神駅】
・「花のみち」の先にあった宝塚ファミリーランド【宝塚駅】【宝塚南口駅】
・住宅地の開発で発展した箕面大滝への接続路線【桜井駅】【牧落駅】【箕面駅】
[じつは阪急の兄弟会社だった3]能勢電鉄
【Chapter4】
京都線編
京阪電鉄から分離された高速鉄道路線
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・速度アップの妨げとなった南方~崇禅寺駅間での蛇行【南方駅】【崇禅寺駅】
・淡路駅手前の信号待ち解消 平面交差から立体交差に【淡路駅】
・桜ノ宮から上新庄駅を経て北上する計画だった京都線【上新庄駅】
・堺筋線と阪急の車両基地が相川~正雀駅間にある理由【相川駅【正雀駅】
・環境に配慮した摂津市駅と万博のための駅・南茨木駅【摂津市駅】【南茨木駅】
・JRの茨木駅に対抗すべく特急が停車する茨木市駅【茨木市駅】
・亀の縁起が伝わる総持寺と伝統ある酒造りの町・富田【総持寺駅】【富田駅】
・過熱した阪急とJRの競争 高槻市駅の特急・急行停車【高槻市駅】
・東海道新幹線上の運行を国鉄に先んじた阪急電車【上牧駅】【水無瀬駅】【大山崎駅】
・大山崎駅付近で並走する阪急とJRの路線比較【大山崎駅】【西山天王山駅】
・町の要である長岡天神駅が阪急初の橋上駅となる経緯【長岡天神駅】
・西向日駅から名古屋へ? 計画が潰えた幻の山科線【西向日駅】【東向日駅】
・住民に熱望された桂駅は京の都の西の外れで開業【洛西口駅】【桂駅】【西京極駅】
・四条通の拡幅に伴い開通 大宮駅までの地下線区間【西院駅】【大宮駅】
・戦前の計画が戦後に実現 河原町までの地下線延伸【烏丸駅】【京都河原町駅】
[鳥瞰図]新京阪電車沿線案内図
・新京阪鉄道時代の起点で本社も置かれていた天六【天神橋筋六丁目駅】【柴島駅】
・千里線の開通に利用 東海道本線の廃線跡【下新庄駅】【吹田駅】【豊津駅】【関大前駅】
・箕面線と接続するため北千里駅から延伸?【千里山駅】【南千里駅】【山田駅】【北千里駅】
・昔の嵐山駅は6面5線 行楽客を期待した嵐山線【上桂駅】【松尾大社駅】【嵐山駅】
[じつは阪急の兄弟会社だった4]北大阪急行電鉄
■巻末付録
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・阪急電鉄各駅停車
【監修者プロフィール】
岡田直(おかだ・なおし)
横浜市史資料室勤務。2023年春まで横浜都市発展記念館・主任調査研究員(学芸員)。1967年、滋賀県出身。東京大学文学部卒業、京都大学大学院修士課程修了(専門は人文地理学)。書籍編集者を経て前職。横浜都市発展記念館にて「横浜にチンチン電車が走った時代」「あこがれの団地」「伸びる鉄道、広がる道路」などの企画展を担当し、共著書に『地図で楽しむ横浜の近代』(風媒社)、解説に『吉田初三郎鳥瞰図集』(昭文社)、監修に『京急沿線の不思議と謎』(実業之日本社)、「地図で読み解く」シリーズ(三才ブックス)などがある。
【著者プロフィール】
上田登(うえだ・のぼる)
鉄道ライター。鉄道旅行関係の書籍・雑誌に寄稿多数。1959年、兵庫県神戸市生まれ。関西学院大学卒業。幼少期から学生時代まで阪急沿線で過ごし、車両や沿線の変化をリアルタイムに観察した。小林一三の片腕として手腕を発揮し、小林の後を受けて1936年に阪神急行電鉄社長を務めた上田寧の曾孫にあたる。
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