タイトル
地図で読み解くJR京浜東北・根岸線沿線
著 者
[編著]岡田直 [著]栗原景
定 価
1,870円(10%税込)
判 型
A5判 並製
ISBN
978-4-86673-321-0
発売日
2022/06/21
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貴重な地図資料や写真からJR京浜東北・根岸線の成り立ちや歩みを明らかにしつつ、沿線の謎と不思議について深く知ることができる一冊。
【目次】
■巻頭
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地形の凹凸がわかる! JR京浜東北・根岸線沿線3D地図
車両と駅の写真で振り返る JR京浜東北・根岸線110年の歴史
【Chapter1】
JR京浜東北・根岸線全線編
東京を中心に現在の路線が成立した経緯
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・「京浜東北線」という路線は今も昔も存在していない?
・東京駅の開業と同時に誕生 京浜間を接続した高速電車
[鳥瞰図]東海道パノラマ地図1
[鳥瞰図]東海道パノラマ地図2
・京浜線から「京浜東北線」へ 埼玉から横浜までが一本に
・関東大震災でルートが変更 根岸線開通までの紆余曲折
[JR京浜東北・根岸線沿線の気になる話1]根岸線に乗り入れる横浜線の電車
【Chapter2】
埼玉県(大宮~川口)編
首都と直結し膨張し続ける中核都市群
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・東北と北関東への分岐点 「鉄道のまち」大宮の発展【大宮駅】
・東口から西口へと発達した大宮駅周辺の市街地の形成【大宮駅】
・国鉄の大宮操車場の敷地をさいたま新都心へと整備【さいたま新都心駅】
・市街地から2キロも離れて町の域外で開業した与野駅【与野駅】
・埼玉県屈指の文教地区で「○浦和」駅第一号の北浦和【北浦和駅】
・城下町・岩槻に代わって県都となった天領の浦和【浦和駅】
・大宮台地の先端に位置する浦和の良好な景観と別所沼【浦和駅】
・車両基地の新設を機に開業 宅地化された南浦和駅周辺【南浦和駅】
・4校で全国制覇を21回 「サッカーのまち」浦和【北浦和駅】【浦和駅】【南浦和駅】
・「武南市」の予定だった? 面積が日本一狭い都市・蕨【蕨駅】
・工業都市・川口の拡張とそれに伴う歓楽街の形成【西川口駅】【川口駅】
・昔は県内1位の人口規模 キューポラがあった川口【川口駅】
[JR京浜東北・根岸線沿線の気になる話2]幻に終わった東京大宮電気鉄道
【Chapter3】
東京都北部(赤羽~神田)編
台地と低地をすり抜ける物流の幹線
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・軍事施設の集中した台地が再開発により現在の赤羽に【赤羽駅】
・軍用の貨物線の跡が残る東十条駅や王子駅の周辺【東十条駅】【王子駅】
・渋沢栄一が製紙会社を興し晩年を過ごした王子の地【王子駅】
・日暮里崖線が形づくった上中里駅前から上る蝉坂【上中里駅】【田端駅】
・湘南新宿ラインが走行する田端駅手前の貨物用短絡線【田端駅】
・常磐線の駅として開業し5路線が交わる日暮里駅【西日暮里駅】【日暮里駅】
・数多くの寺院が集まり昔からの路地が残る谷中【日暮里駅】【鶯谷駅】
・日本鉄道の早期開通のため上野山の下に設置された駅【上野駅】
・寛永寺の境内を利用した日本初の公園・上野公園【上野駅】
・上野・御徒町の繁華街と闇市から始まったアメ横【上野駅】【御徒町駅】
・広大な空き地が物流拠点に 貨物鉄道が育てた秋葉原【秋葉原駅】
・神田地区への鉄道敷設は周辺より遅い大正時代末【神田駅】
[JR京浜東北・根岸線沿線の気になる話3]大都会の片隅に今も残る汽車の駅
【Chapter4】
東京都南部・神奈川県(東京~横浜)編
日本の鉄道の根幹をなす大都市圏線区
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・東京駅が置かれた丸の内は明治時代に三菱財閥が開発【東京駅】
・東京駅の5・6番ホームは開業から京浜東北線の定席【東京駅】
・昔は「新聞街」でもあった映画と演劇の街・有楽町【有楽町駅】
・日本初の駅・新橋の名称は銀座と芝を結んだ橋が由来【新橋駅】
・浜松町~東京駅間に現存 煉瓦造の高架の建設過程【新橋駅】【浜松町駅】
・港湾と空港と鉄道の結節点 東京の交通の要・浜松町駅【浜松町駅】
・高輪ゲートウェイ駅前で出土した高輪築堤の遺構【田町駅】【高輪ゲートウェイ駅】
・港区高輪が住所の品川駅は埋め立てで拡張し北へ移動【品川駅】
・京浜線の運転と同時に新設 品川区の中心駅・大井町駅【大井町駅】
・品川区と大田区のどっち? 大森貝塚が“大森”の理由【大森駅】
・「城南の新天地」を生んだ松竹の蒲田撮影所と町工場【蒲田駅】
・蒲田~川崎駅間に架かる六郷川橋梁の変遷と現在【蒲田駅】【川崎駅】
・川崎駅が巨大化する過程と京急川崎駅との距離の理由【川崎駅】
・京浜工業地帯が誕生した大正時代の川崎・鶴見沖【川崎駅】【鶴見駅】
・東海道と工業地帯をつなぐ鉄道貨物の交差点・鶴見駅【鶴見駅】
・軍需工場への動員が急増し戦時中に開業した新子安駅【新子安駅】
・東神奈川駅で昭和初期から京浜東北線と横浜線が接続【東神奈川駅】
・横浜駅は横浜の地にない? 現在三代目となる駅の場所【横浜駅】
[鳥瞰図]横浜市鳥瞰図
・伊勢佐木町から横浜駅前へ商業の中心が移行した経緯【横浜駅】
[JR京浜東北・根岸線沿線の気になる話4]京浜間の貨物線はどこを走る?
【Chapter5】
根岸線(桜木町~大船)編
工業地帯や住宅団地を擁する通勤線
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・桜木町駅のホームがかつて川沿いに湾曲していた事情【桜木町駅】
・桜木町駅から汽車道で渡る昔の海運の拠点・新港地区【桜木町駅】
・外国人居留地が置かれた関門の内側の開港場・関内【関内駅】
・中華街と元町を隔てる川 その上に立つ石川町駅【石川町駅】【山手駅】
・根岸湾と台地に挟まれて崖下を走り抜ける根岸線【根岸駅】
・根岸駅と磯子駅が拠点 工業地帯への貨物輸送【根岸駅】【磯子駅】
・磯子出身の美空ひばりは杉田の劇場で歌声初披露【磯子駅】【新杉田駅】
・トンネルの先で丘陵開発 洋光台や港南台の団地【洋光台駅】【港南台駅】
・海軍の工場や軍用線があり軍事エリアだった本郷台【本郷台駅】
・夢と潰えた大船田園都市と日本版ハリウッドの構想【大船駅】
・大船から鎌倉山・江ノ島へ かつての自動車専用道路【大船駅】
[JR京浜東北・根岸線沿線の気になる話5]根岸線の開通で姿を消した市電
■巻末付録
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・JR京浜東北・根岸線各駅停車
【編著者プロフィール】
岡田直(おかだ・なおし)
横浜都市発展記念館・主任調査研究員(学芸員)。1967年生まれ。東京大学文学部卒業、京都大学大学院修士課程修了(専門は人文地理学)。書籍編集者を経て現職。「横浜にチンチン電車が走った時代」「あこがれの団地」「伸びる鉄道、広がる道路」などの企画展を担当し、共著書に『地図で楽しむ横浜の近代』(風媒社)、解説に『吉田初三郎鳥瞰図集』(昭文社)、監修に『京急沿線の不思議と謎』(実業之日本社)、『「地図で読み解く」シリーズ』(三才ブックス)などがある。
【著者プロフィール】
栗原景(くりはら・かげり)
1971年生まれ。旅と鉄道、韓国をおもなテーマとするジャーナリスト。出版社勤務を経て2001年からフリー。多くの雑誌や書籍、WEBに寄稿している。著書に『アニメと鉄道ビジネス』(交通新聞社)、『東海道新幹線沿線の不思議と謎』(実業之日本社)、『地図で読み解くJR中央線沿線』(三才ブックス)など。
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