生活用品の危険度調べました

皆さんは「経皮毒」という言葉をご存じでしょうか。皮膚や粘膜を通じて、人体にさまざまな悪影響を与える化学物質の呼び名です。

普段から「経皮毒」に注意を払っている人は少ないかもしれませんが、その危険性は決して小さいものではありません。中には、発がん性や環境ホルモン作用が指摘されているものや体質によってはアレルギーを引き起こすことが確認されているものもあります。

本書では、一般家庭でよく使われているさまざまな生活用品の危険性を、含まれている成分をもとに点数で測り、4段階で評価しました。

［目次］--------------------

■巻頭カラー
　あなたにも知ってほしい「経皮毒」の怖さ
　食器用洗剤の危険度
　危険度別 注意すべき成分一覧

■PART 1　トイレタリー用品の危険度
　シャンプー／リンス／コンディショナー／ボディソープ
　洗顔料／固形せっけん／ハンドソープ／化粧水／乳液
　ボディローション／リップクリーム／ハンドクリーム
　日焼け止め／入浴剤／歯磨き粉／マウスウォッシュ
　コンタクトレンズの保存液／制汗剤／ヘアスプレー
　ヘアワックス／消毒液

■PART 2　洗剤・薬剤の危険度
　洗濯用洗剤／柔軟剤／漂白剤／キッチン用洗剤／床用洗剤
　窓用洗剤／浴室用洗剤／トイレ用洗剤／パイプ洗浄剤
　消臭スプレー／殺虫剤／虫除けスプレー／空間防虫剤
　衣類の防虫剤／防カビ剤

■PART 3　子ども&赤ちゃん用品の危険度
　ベビーシャンプー／子ども用日焼け止め／子ども用歯磨き粉
　ベビーソープ／ベビーローション／お尻ふき／ほ乳瓶用洗剤

■コラム
　「化学物質過敏症」の恐ろしさ
　科学物質から身を守るためにすべきこと

■ミニコラム
　「界面活性剤」と「合成界面活性剤」の違い
　環境ホルモンってなに？
　天然素材で作られたせっけんの原料
　「EDTA-2Na」に要注意
　「パラベン」に要注意
　「酸化チタン」に要注意
　「フッ化ナトリウム（フッ素）」に要注意
　「医薬部外品」には要注意
　柔軟剤のリスクを知っておこう

［著者略歴］--------------------
郡司和夫（ぐんじ・かずお）
出版社編集部長を経て、1980年よりフリーのジャーナリストとして活動している。科学物質による食品汚染や環境汚染を中心に執筆しているほか、全国各地で市民グループ主催の講演会に出向いている。また、『素肌の健康Q&A －もう化粧品はいらない』（ラジオ技術社）などを著した父、郡司篤孝の意志を継ぎ、化粧品や生活用品の危険性にも精通している。著書に『カロリーゼロって本当はどういうこと？』（三才ブックス）、『イラストでわかる 知らないと怖いシックハウス症候群』（東洋経済新報社）など。