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定年後の保険の見直しで月々の保険料を抑える

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定年後の生命保険の見直しにあたって、実際の高齢者家庭の生命保険の加入率はどうなっているのでしょうか。全年齢での生命保険の加入率は88%とかなり高い水準になっています。そして、支払っている保険料の平均は年収の7.2%ほどです。定年後の生命保険の見直しはどう進めればよいかを見ていきましょう。

定年後の保険の見直しで月々の保険料を抑える

定年後の保険見直しが不安だという人

高齢者家庭の生命保険の保険料の平均は年収の7.2%ほど。これに対し、高齢者世帯が払い込んでいる保険料の平均は月額2.8万円です。年金収入額の平均を基準に考えると、12%にもおよびます。生命保険を解約して、なんの保障もなくなってしまうのは不安だと考える人が多いのでしょう。

しかし、高齢者世帯の毎月の支出額は24万円なので、毎月年金を受け取りつつ、貯金を少しずつ消費していくかたちで生活しているのだとわかります。そう考えると、毎月2~3万円の出費は大きなものです。

それでも生命保険がなくなるのは不安だという人は、保障の内容だけでも検討してみてください。基本的に、年齢が上がればそれだけ保険料も高くなりますが、それはあくまで条件を変えなければの場合です。改めて保障期間や特約などを見直せば、保険料を下げられる可能性は充分にあります。

定年後の生命保険の見直しで保険料1/3

例えば、定年後の生命保険の見直しによって、妻の生命保険を解約し、夫の保険も期間を10年にして保障金も半分に下げると、月々の保険料は約3分の1に抑えることが可能です。

また、いわゆる生命保険とは異なるのですが、被保険者が亡くなった場合に備える保険制度として、団体信用生命保険というものがあります。

これは、住宅ローンを組む際に、必要に応じて加入するもの。契約者が死亡したり障害を負ったりして返済困難な状況に陥った場合に、保険会社がローンの未返済分を肩代わりしてくれる制度です。毎月支払う生命保険料が、ローン返済の代わりになります。

近年はこれに三大疾病に対する特約が付いたものなども出ているのですが、あくまで自宅のローン返済のためのもの。一般的な生命保険のような保障はありません。また、ローンの返済が終わってしまえばその時点で解約となるので、実質的にこの費用は住宅ローンと同じといえるでしょう。

記事カテゴリ: カルチャー

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