住宅ローン控除だけじゃない税金を減らす工夫
家を購入すると、多額な税金がかかってきますが、じつは、それに伴う減税制度もいろいろと用意されています。例えば「住宅ローン控除」は、家の購入後に確定申告をすることで、還付金として納税済金額の一部が返還される制度です。住宅ローンの利用者が対象ですが、それ以外に、建てた家にも一定の要件が必要とされます。
住宅ローン控除にすまい給付金を併用
とはいえ、住宅ローン控除は建築基準法に則した一般的な建物なら受けられる内容となっています。確定申告さえ忘れなければ、通常は還付金が戻ってくると考えていいでしょう。また、会社員の場合、2年目からは勤務先の年末調整で申請ができますから、忘れずに覚えておいてください。
住宅ローン控除は収めた所得税額に応じて上限が定められているため、収入が低い場合は「すまい給付金」を併用することになります。
住まいが夫婦などによる共有名義の場合は、共有者それぞれがすまい給付金を申請できるため、年収によっては、ひとり分の申請よりも給付額を増やせる可能性もあります。
自治体によるさまざまな税金の軽減措置
自己資金のみで家を購入した場合は、住宅ローン控除を利用できませんが、一部の優良住宅に関しては「投資型減税制度」が利用可能です。
政府が認定した「長期優良住宅」に該当する住まいであれば対象なので、「住宅ローン控除ほどはもらえない」とは思わずに届け出ることをおすすめします。
また、登録免許税に関しても、一定の要件を満たしている場合は、税率の軽減を受けることが可能です。登記をする際に証明書を添付することによって申請します。
各自治体によってもさまざまな税金の軽減措置があるので、ぜひ事前に調べておきましょう。
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