お宝保険は一時金として受け取った方がお得
利率がとても高く、高い資産価値を持つ「お宝保険」ですが、じつはこれにも落とし穴があります。それが税金です。たとえば高利率の個人年金保険に加入していた場合、保険金として受け取る金額は納めた保険料よりも多くなることが期待できます。しかし、この差額が大きくなるほど納めるべき所得税額も大きくなるのです。
お宝保険の税額を少しでも抑える
高利率のお宝保険は、保険金として受け取る金額は納めた保険料よりも多くなることが期待できます。しかし、この差額が大きくなるということは、所得が大きくなるということ。その分、納めるべき所得税額も大きくなってしまいます。
お宝保険の税額を少しでも抑えるためにはどうすればいいのでしょうか。そこで考えなければいけないのが、保険金の受け取り方なのです。
個人年金保険の保険金は、年金として長期的に払い戻してもらうか、一時金として一括で取得するかを選ぶことができます。じつはその違いによって、所得としての分類が変わり、課税方式も変わるのです。
お宝保険は一時金として受け取る
前者の場合は雑所得、後者の場合は一時所得という扱いになります。雑所得の税金は、公的年金とは切り離して計算。その年の総収入金額から、必要経費を差し引いて計算します。なお、この場合の総収入とは、払い込んだ保険料の合計を払込期間の年数で割って算出します。
一方、一時所得の場合は、総収入額からそのための必要経費を差し引くところまでは同じなのですが、さらに特別控除額として、最高50万円の控除が用意されています。さらに、課税所得に合算される段階で、この金額は2分の1にされるのです。
こういった計算があるため、税額上、お宝保険は一時金として受け取った方がお得に保険金を取得できるのです。
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