アカウント型保険には加入するべきではない理由

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個別の商品を考えるまでもなく、加入するべきではない「入ってはいけない保険の種類」もあります。そのひとつが「アカウント型保険」とよばれるものです。アカウント型保険は、払い込んだ保険料から複数の特約で保障を組むのですが、保障内容と保険料の内訳がわかりにくいというデメリットがあります。

アカウント型保険は仕組みが複雑

アカウント型保険は、アカウントと呼ばれる積み立て部分を主契約にして、定期保険や医療保険などさまざまな保険を特約につけられる総合保障タイプの保険です。

支払った保険料は一旦すべてアカウント部分に積み立てられ、そこから特約の保険料を支払うかたち。明治安田生命「ライフアカウントL.A.」などがアカウント型保険に当たります。

アカウント型保険は、仕組みが複雑でわかりにくいため「どのような保障なのかわからないままお金だけ払い続ける」といったケースに陥りやすい保険でもあります。貯蓄部分を含む保険ですが、実際はほとんどが掛け捨てとなっているため、返戻金も多くありません。更新もあり保険料が上がっていくので要注意です。

アカウント型保険は返戻金が少ない

このため、アカウント型保険は見直しをしようにも、どの保障を解約すればいくら保険料が安くなるのかがみえにくくなっているのです。

また、アカウント型保険に定期タイプの保険が組み込まれていると、本来は更新で保険料が上がっていくのですが、その増額分を更新以前に積み立てた保険料で支払います。

そのため、実質的に貯蓄は行われていません。厚い保障が同じ保険料で長く続けられると謳ってはいますが、その分、頭金が積み立てから払われ、返戻金が少なくなってしまいます。