イーストフードは食パンをふっくらさせる添加物
食パンは各メーカーからさまざまな種類が発売されていますが、その多くにイーストフードが使われています。このイーストフードは添加物の一種です。ただし、最近はイーストフード不使用の食パンも増えています。イーストフードの危険度について、詳しく見ていきましょう。
イーストフードは添加物の塊だった
【超芳醇】に添加されているイーストフードは、パンをふっくらと焼き上げるためのものです。パン酵母(イースト)にイーストフードを混ぜると、機械でも容易にふっくらとしたパンを焼き上げることができます。
イーストフードはその名称から、食べものと間違われがちですが、実際には添加物の塊です。イーストフードとして使える添加物は18品目あって、それらから5品目程度をピックアップして混ぜて使います。
イーストフードは一括名表示が認められているため、添加物の具体名が表示されません。全般的に毒性の強いものはほとんどありませんが、例外的に塩化アンモニウムは、強い毒性を有しています。ただし、塩化アンモニウムが使われていたとしても、「イーストフード」としか表示されません。
食パンには乳化剤がよく使われる
このほか、食パンには乳化剤がよく使われています。ただし、乳化剤も一括名表示が認められているため、添加物の具体名は表示されず、何が使われているのかは分かりません。
なお、【本仕込】に含まれるショートニングは、植物油に水素を結合させて作った硬化油を成分とするものです。サクサクした食感を出すことができるため、クッキーやドーナツなどにも使われています。ただし、「悪玉脂肪」のトランス脂肪酸を含んでいます。
トランス脂肪酸を多く摂り続けると、悪玉コレステロールを増やし、逆に善玉コレステロールを減らすので、動脈硬化を起こしやすくなり、心疾患のリスクが高まるとされています。摂り過ぎには注意してください。
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