カレールーは合成甘味料が添加されたものに注意
最近は合成甘味料のスクラロースやアセスルファムKを添加したカレールーが増えているので、表示をよく見るようにしてください。また、ほとんどのカレールーにカラメル色素が添加されています。カレールーに使われているこれらの添加物について詳しく見ていきましょう。
カレールーに合成甘味料を添加
低カロリーブームはカレールーにも及んでいて、合成甘味料のスクラロースやアセスルファムKが添加された製品が次々に発売されています。これらを使ったからといって、総カロリーがそれほど低くなるわけではありません。
ところが、各メーカーはカレールーは少しでもカロリーを低くすれば売り上げがアップすると考えているようで、【こくまろカレー】や【プレミアム熟カレー】などに使われています。
しかし、スクラロースは有機塩素化合物の一種であり、動物実験では免疫力を低下させることが示唆されています。
もうひとつの合成甘味料・アセスルファムKは自然界に存在しない化学合成物質であり、イヌを使った実験では、肝臓にダメージを与えたり、免疫力を低下させたりすることが示唆されています。これらが添加された食品は、できるだけ食べないほうが賢明です。
カレールーで使われるカラメル色素
このほか、カレールーで使われるカラメル色素の場合、全部で4種類(カラメルⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ)があり、カラメルⅢとⅣは原料にアンモニウム化合物が使われています。
それが、色素を製造する際の熱処理によって4-メチルイミダゾールという物質に変化します。これについては、アメリカで行われた動物実験で発がん性が認められています。
ただし、カラメルⅠとⅡには、それは含まれておらず、それほど問題はありません。しかし、「カラメル色素」としか表示されないため、ⅠからⅣのどれが使われているのか分かりません。そのため、消費者としては、「カラメル色素」と表示されたものはなるべく食べないという選択をせざるを得ないのです。