コンビーフの缶詰は亜硝酸ナトリウム添加が心配
缶詰はレトルト食品と同様に保存料は使われていません。ただし、調味料(アミノ酸等)、加工でんぷん、増粘多糖類などが添加されています。なお、コンビーフには亜硝酸ナトリウムが使われています。なかには、カラメル色素を使った缶詰も存在しています。缶詰も原材料名には注意しましょう。
缶詰でも添加物が使われている
缶詰の最大の特徴は、長期間保存ができることです。無菌の状態で密閉されているので、微生物が繁殖することがないため、保存料を添加しなくても長期間腐ることがないのです。
ただし、味付けや着色、トロミを付けるなどの目的で、缶詰でも添加物が使われています。ちなみに、素材缶の場合、味付けがそれほどなされないので、添加物の使用は少なくなっています。
さばみそ煮缶は、もっともポピュラーな缶詰のひとつと言ってよいでしょう。ごはんのおかずにピッタリなため人気があるようです。マルハニチロの【月花さばみそ煮】の場合、香辛料抽出物以降が添加物です。
香辛料抽出物は、コショウやサンショウ、トウガラシなど一般に香辛料として使われているものから抽出された成分であり、安全性に問題はありません。
コンビーフの缶詰は避けたほうがよい
増粘多糖類は、樹木の分泌液、マメ科植物、海藻、細菌などから抽出された多糖類で、30品目程度あります。基本的にはぶどう糖がたくさん結合したものなので、それほど毒性の強いものはありませんが、いくつか不安なものもあります。
このほか、コンビーフの缶詰には通常発色剤の亜硝酸ナトリウムが添加されていて、それが発がん性のあるニトロソアミン類に変化することがあるので、避けたほうがよいでしょう。
また、ホテイフーズコーポレーションの【ホテイ やきとり(たれ味)】のようにカラメル色素を使った缶詰がありますが、カラメル色素の場合、発がん性物質の4-メチルイミダゾールを含むものがあるので、できれば避けたほうがよいでしょう。