シニア傷害保険選びで注意したい「保障の重複」
傷害保険とは交通事故や災害など、避けられない状況でしてしまったケガを保障してくれる保険です。支払われる保険金の種類は、保険会社によってさまざまなものがありますが、主な種類は大きく分けて5つ。死亡保険金、入院保険金、通院保険金、手術保険金、後遺障害保険金の5つです。シニア向け傷害保険の選び方を見ていきましょう。
傷害保険の種類にはさまざまある
傷害保険の保険金額は会社やプランによって変わりますので、事前に保険内容を確認しておきましょう。また、傷害保険の種類についてもさまざまなものがあります。生活スタイルや仕事、どんな保障を必要としているかを考えて選ぶようにしましょう。
傷害保険の保障内容は事故やケガに備えるもの。それぞれの生活パターンに起きうるリスクを考えることが重要です。
例えば、自分の職業が事故と隣り合わせの仕事なら、一般的なものよりも手厚い保障があるものがいいでしょう。大きなケガをしてしまい長期間仕事を休む場合は、健康保険による傷病手当金を受け取ることができますが、支給金額は収入の3分の2。そのお金では足りない部分を、傷害保険で補えるようにしておければ安心です。
シニア傷害保険選びで注意したい重複
子どもが加入する場合は、「個人賠償責任特約」という特約があるか確認してみましょう。これは日常生活において人やものに対して損害を与えてしまったときの相手に対する補償をするためのもの。たとえば、子どもが自転車事故で相手を死亡させてしまった場合にも、賠償責任が発生します。
そんなときに役に立つのがこの特約です。ほんの数百円の掛け金で大きな賠償にも対応できるので、必ず加入しておくようにしましょう。
個人型保険にするのか、家族型保険にするのか、または別々の保険に加入するのかなどは、保険加入を検討する前に決めておきましょう。
シニア傷害保険選びで注意したいのが、「保障の重複」です。複数の保険に加入することで、同じ損害に対しての保障が重なることがあるのです。これを避けるには、個人賠償責任に対する保障は、カードや火災保険、自動車保険の特約との重複を、ケガに対する保障は加入している医療保険との重複を確認して、加入を検討するのがよいでしょう。