シニア向け生命保険(終身)ランキング1位は?
一生涯を保障してくれる終身生命保険。定期生命保険が掛け捨てでシンプルな作りだったのと比べると、多少複雑。死亡すれば、必ず保険金が受け取れるため、掛け捨てが基本の定期保険に比べて、保険料が高めになっています。貯蓄性を備えていることが特徴ですが、低金利の現在は貯蓄商品としてのメリットはそこまであるとはいえないでしょう。
終身保険はシニアの老後資金に有効
国内大手の保険会社の終身保険にありがちなことですが、払い込みが満了したとき、支払った保険料の総額を死亡保険金が下回る、いわゆる元本割れを起こす商品もいくつかあります。
終身保険は資産形成に役立つため、シニアの老後資金や孫の養育費、相続税対策などのために加入することも有効ですが、そういったリスクがあることも考慮して選ぶようにしましょう。
終身保険には5つのタイプがあり、それぞれ貯蓄性と保障が異なります。例えば貯蓄重視なら「変額型」や「積み立て利率変動型」「外貨建て型」が強いですが、安い保険料で保障を受けたいというのならば「低解約返戻金型」を選ぶのがセオリーです。近年は低金利や保険料の値上げなどによって、変額型や外貨建て型に注目が集まりつつあります。
シニア生命保険で押さえるポイント
シニア向け生命保険でとりあえず押さえるポイントはふたつ。「積み立て利率」と「解約返戻金」です。簡単にいってしまえば、解約時にどれだけプラスの収支になるかが重要になるのです。終身保険は数十年にわたり払い続ける保険なので、家計状況や景気動向を考えると解約することも視野に入れておくべきです。
シニア向け生命保険ランキング1位となったメットライフ生命の「積立利率変動型USドル建終身保険ドルスマートS」は、保険料がとても安く、積立利率が年3%最低保証で、無料の健康サポートサービスがあるなど、外貨建て保険の中ではかなりオススメです。契約を解約・減額した場合は解約返戻金を受け取ることができます。
ただし、外貨建てなので保険金・返戻金受取時に円高になってしまうと損をしてしまう可能性があります。これは外貨建て保険すべてに共通することなので、検討する際には、そのような為替リスクがあることを必ず頭に入れた上で決めるようにしてください。