スクラロースが使われているベーコンには要注意
ベーコンには、ハムやウインナーソーセージと同様に発色剤の亜硝酸ナトリウムが添加されています。肉の色をきれいに見せる発色剤ががんの原因になる可能性があるのです。ただし、なかにはJA 高崎ハムの【無塩せきベーコン】のように添加されていない製品もあります。
ベーコンにスクラロースが使われる
【ヘルシーキッチン ゼロプラス ハーフベーコン】など、一部のベーコンには、ゼロカロリーの合成甘味料、アセスルファムKやスクラロースが使われています。しかし、いずれも安全性に疑いが持たれています。
アセスルファムKは自然界に存在しない化学合成物質で、砂糖の約200倍の甘味があります。しかし、イヌにアセスルファムKを0・3%および3%含むえさを2年間与えた実験では、0・3%群でリンパ球の減少が、3%群ではGPT(肝臓障害の際に増える)の増加とリンパ球の減少が認められました。
合成甘味料のスクラロースは、ショ糖(スクロース)の3つの水酸基(-OH)を塩素(Cl)に置き換えたもので、悪名高い「有機塩素化合物」の一種です。
スクラロースをラットに与えた実験
妊娠したウサギに体重1kgあたり0・7gのスクラロースを強制的に与えた実験では、下痢を起こし、それにともなう体重減少が見られ、死亡や流産が一部で見られています。また、5%を含むえさをラットに与えた実験では、胸腺や脾臓のリンパ組織の委縮が認められました。
コチニール色素は、南米に生息するカイガラムシ科のエンジムシから抽出された、だいだい色または赤紫色の色素で、カルミン酸とも言います。急性毒性は非常に弱く、ラットに1kgあたりコチニール色素を5g強制的に口から与えた実験で、死亡した例はありませんでした。
また、ラットの状態や臓器にも異常は見られませんでした。ただし、コチニール色素を3%含むえさをラットに13週間食べさせた実験では、中性脂肪やコレステロールが増えました。