スクラロース入りスポーツドリンクは避けるべし
運動後や入浴後に飲むと、おいしく感じられるスポーツドリンクですが、その理由は、カルシウムやカリウム、マグネシウムなどのミネラルがイオン化しているからです。そのため素早く吸収されて、汗とともに排出されたミネラルを補うことになるのです。
スクラロースは安全性に懸念がある
ところで、スポーツドリンクもダイエットブームの流れに乗って、低カロリーのものが出回っています。その代表格が【アクエリアス】で、合成甘味料のスクラロースを添加して、摂取カロリーを減らしています。しかし、スクラロースは安全性に懸念があるので、避けたほうが無難です。
スクラロースは、ショ糖の3つの水酸基(-OH)を塩素(Cl)に置き換えたもので、有機塩素化合物の一種です。有機塩素化合物は、農薬のDDTやBHC、ダイオキシンなど、毒性物質の代表格。
スクラロースがDDTやダイオキシンと同様の毒性を持っているわけではありませんが、妊娠したウサギに体重1kgあたり0・7gのスクラロースを強制的に食べさせた実験では、下痢を起こして死亡や流産が一部で見られました。
スクラロース入りはやめたほうがよい
スクラロース5%を含むえさをラットに食べさせた実験では、胸腺や脾臓のリンパ組織の萎縮が認められ、また脳にまで入り込むことが分かっています。
とくに激しい運動をしている時に、スクラロースを摂取した場合、体にどのような影響を及ぼすのか不明です。その点でもスクラロース入りスポーツドリンクを飲むのはやめたほうがよいでしょう。
なお、【ポカリスエット】には添加されていないスクラロースが、【ポカリスエットイオンウォーター】には添加されています。こちらも飲まないほうが賢明です。
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