スズメバチ駆除費用は助成制度の利用で半額程度
各自治体が自然災害や犯罪、事故に限らず、さまざまな問題やリスクに、対策と支援を用意しています。害虫などの巣の駆除もそのひとつ。たとえばスズメバチなどは住宅近くに巣を作り、近付いた人を襲うことがあります。スズメバチなど有害動物の駆除制度について見ていきましょう。
スズメバチ駆除費用を自治体が支援
スズメバチに刺されてしまうと、毒性で大きく腫れてしまい、最悪の場合、アレルギー反応で死に至ることも。スズメバチ駆除に支援を行っている自治体は少なくありません。
スズメバチは、本来アオムシなどの害虫を捕獲して駆除する益虫でもあるのですが、人間の生活圏内に巣を作った場合は危険につながります。このほかにも、シロアリやイノシシなど、対処すべき生き物は多く、それらの被害対策の費用への支援が、自治体によって行われているのです。
スズメバチに限らず、ハチの巣自体は住人が個人的に駆除するのも不可能ではありません。しかし、基本的に危険な生き物なので、まずは自治体の窓口で相談し、対策について助言を受けることが必要です。
スズメバチの巣の規模にもよりますが、もし自主的な駆除で解決しそうなら、防護服や専用の殺虫剤など、必要な道具を自治体が貸してくれる場合があります。庭先や軒下など、人がよく通るところに小さな巣ができていた場合は、大きくなる前に駆除する方法を考えましょう。
スズメバチ駆除費用の半額程度を助成
自力でのスズメバチ駆除が困難だと判断された場合は専門業者への依頼。役場窓口で相談すれば指定業者を紹介してくれます。多くの場合、スズメバチ駆除の費用のの助成は支払い後の給付です。領収書などを持って役場に申請することで費用が戻ってきます。
住所地の自治体にスズメバチ駆除費用の助成制度がなくても、気になっている人は一度市区町村役場の窓口で相談してみてください。信頼できる専門業者を紹介してくれる場合があります。
また、障害を持っている人やひとり暮らしの高齢者に対しては特例的に支援を行ってくれる自治体も。制度がないからと諦める前に、まずは電話などで相談することが大切です。
ハチは種類によって危険性や巣の形状が異なり、駆除にかかる費用、難しさなども変わってくるので、助成金額が変わる場合があります。また、対象となるハチの種類にも自治体ごとに規定が設けられているので、その点も要確認。助成費用は、駆除費用の約半額程度になるのが一般的です。