スナック菓子は危険な添加物は少なめだった
「体にあまりよくなさそう」と思われがちなスナック菓子ですが、危険な添加物はそれほど多くはありません。ただし、調味料(アミノ酸等)が添加されている点には留意してください。また、スナック菓子によっては、合成甘味料のスクラロース入りの製品があるので注意してください。
スナック菓子にはアミノ酸等が添加
スナック菓子には、必ずと言っていいほど、調味料(アミノ酸等)が添加されています。これは、こんぶの旨味成分であるL-グルタミン酸ナトリウムをメインしたもので、動物実験では、ほとんど毒性は認められていません。
ただし、人間が一度に大量に摂取すると人によっては、顔や腕に灼熱感や、さらに動悸を覚えることがあります。日本人は、子どもの頃から知らないうちにL-グルタミン酸Naが添加された食品を食べ続けているため、その味が脳に記憶されてしまっています。
ですから、L-グルタミン酸ナトリウムが添加されていないと、「物足りない味」に感じてしまう人が多いのです。そこで、各メーカーでは、製品にやたらとL-グルタミン酸ナトリウムを添加しています。
スナック菓子に合成甘味料が添加
スナック菓子はその典型で、大量のL-グルタミン酸ナトリウムを添加することで、「おいしい」と感じさせるようにしているのです。
【とんがりコーン】には調味料(アミノ酸等)は添加されていませんが、代わりに調味料(無機塩等)が添加されています。
無機塩には、塩化カリウム、リン酸三カリウム、リン酸三ナトリウム、リン酸水素二カリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素カリウム、リン酸二水素ナトリウムなどがあり、リン酸塩が多いことが分かります。リン酸を多く摂り続けると、血液中のカルシウム量が低下し、骨が弱くなる心配があります。
また、【うまい棒 チーズ味】のように、スナック菓子でありながら、合成甘味料のスクラロースが添加されている製品もあるので、注意してください。