ノンオイルドレッシングが体にいいわけではない
ノンオイルタイプが人気のドレッシングですが、ノンオイルだから体にいいわけではありません。ノンオイルタイプのドレッシングのなかには、合成甘味料のスクラロースが添加されたものがあります。オイルタイプの製品でも、一回に使う量のカロリーはそれほど高くありません。
ノンオイルでもスクラロースが添加
同じ【リケンのノンオイル】ドレッシングなのに、【青じそ】は×で、【セレクティ こく仕立て和風】は△です。どこが違うのでしょうか?
実は【青じそ】には、ノンオイルタイプのドレッシングですが、合成甘味料のスクラロースが添加されていて、【セレクティ こく仕立て和風】には、それが添加されていないのです。
調味料(アミノ酸等)は、L – グルタミン酸Naをメインとしたものです。L – グルタミン酸Naは、もともとはこんぶに含まれる旨味成分であり、動物実験では毒性はほとんど認められていません。ただし、人間が一度に大量に摂取すると、人によっては顔から腕にかけての灼熱感やしびれ、さらに動悸を覚えることがあります。
オイルタイプは敬遠されがち
【セクレティ こく仕立て和風】に使われている増粘剤のキサンタンガム(キサンタン)は、細菌のキサントモナス・キャンペストリスの培養液から得られた多糖類です。
健康な男性5人に1日に10・4~12・9g(3回に分けて)のキサンタンガムを23日間与えたところ、血液、尿、免疫、善玉コレステロールになどに影響は見られず、総コレステロールが10%減っていました。この結果とキサンタンガムが多糖類であることを考え合わせると、人体への悪影響はほとんどないと考えられます。
【キユーピーイタリアンドレッシング】や【マコーミック中華ドレッシング】などのオイルタイプのドレッシングは、「カロリーが高い」と敬遠されがちですが、大さじ1杯(15g)あたり30kcal前後。ドレッシングは、一度にそれほどたくさん使うわけではないので、カロリーの摂り過ぎにはならないでしょう。