中古マンションを購入する前のチェックポイント
中古マンションを購入するときは、管理の精度や入居者のマナーなどをチェックする必要もありますが、とくに大事なのが建物のコンディションです。現地を訪問した際は、外壁塗装や床の状態、建物の傾き、雨漏りや白アリのリスクなどを確認しましょう。中古マンションを購入する前のチェックポイントを見ていきます。
中古マンションの建物の傾き確認方法
中古マンションの建物の傾きについては、現れる「症状」を知っておくことが重要です。たとえば、外壁に斜めの亀裂が入っていたり、窓の四隅や基礎に亀裂が発生していたら、建物が傾いている可能性があります。
また、外壁塗装の劣化具合も確認が必要。塗装は風雨や紫外線で日々劣化しますが、ある一定のレベルに達すると防水性能が損なわれて建物内部にまで影響を及ぼすため、要注意です。
中古マンションの建物の傾きは、建物の内部からも確認できます。部屋の隅で上下に壁紙の切れやたるみがないか、窓の開閉がしにくくないか、建具周辺の壁紙の様子やドア枠の周りに隙間がないかなどをチェックしましょう。
中古マンションは老朽化具合を確認
中古のマンションの場合、部屋だけではなく、建物全体の老朽化具合の確認が重要。外観をみたときに、コンクリートのヒビ(クラック)があり、そこから茶褐色の錆びの汁がもれているようなら、鉄筋が錆びていると考えられるため要注意です。
共用部分の管理もチェックします。廊下の電球などが切れている、手すりや壁のペンキが剥がれているなどの問題が放置されている場合、あまり管理が行き届いている物件とはいい難いでしょう。入居前にしっかりと確認した方がベターです。
隣人たちのマナーも要確認です。建物に入る前に駐輪場をみておくこともポイント。共有スペースである駐輪場に、自転車がぐちゃぐちゃに置かれている、放置が多いという場合、入居者のマナーがあまりよくはないと考えられます。