住宅ローンの頭金を親から借金する時の注意点
家を買うための費用は一定の頭金を用意し、残りは住宅ローンで賄うのが基本です。しかし、かならずしもそうでないと購入できないというわけでもありません。頭金があることによるメリットはすでにみてきた通り「借入がしやすくなること」と「返済負担の減少」です。
頭金なしで融資を行う住宅ローンも
つまり裏を返せば、審査を受けた場合、返済能力が十分にあると判断されるような状態で、実際にその後のライフプランを考えてみても、十分ローンの返済をしながら生活できるという人なら、頭金を考慮せずにローンを組めるわけです。
事実、最近は頭金なしで融資を行う住宅ローンも増えてきています。条件が整ってさえいればこれもひとつの手段として成り立つといえるでしょう。ただし、現金払いの諸費用まで計算に入れて、しっかりとした計画を立てることが大前提です。
一方で、住宅を購入する際の頭金を用意するために、両親から資金を借り受けるというのは、よくある方法だといえます。しかしその場合、じつは注意しておかないといけないポイントがあるのです。
住宅ローンの頭金に借用書を用意する
それは、その資金が借金だと判断できる、明確な証拠を残しておくこと。仮にその資金が贈与だと判断されてしまうと、贈与税が課せられてしまいます。本来必要のない出費がかかってしまうのです。
こんな事態を避けるために、住宅ローンの頭金のための資金を借りる際には、きちんと借用書を用意しておきましょう。身内なのにと面倒がらず、証拠を残すことが大切です。
また、少額であったとしても返済を行うのは有効な方法です。返済をしたという事実は、借金であるという証明になります。援助を受ける際には、課税のリスクも考えなければなりません。
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