千歳基地航空祭で展示されていた意外なモノは?
開庁60周年を記念して、2017年7月23日に開催された航空自衛隊千歳基地の航空祭。随所にスペシャルな企画が用意されていたものの、天候の都合でフライトがほとんどキャンセルになるという残念な結果に…。しかし、キレキレのアメリカ軍機のデモチームが落胆したマニアを盛り上げてくれました。
千歳基地航空祭の名物は政府専用機
千歳基地の魅力は北の護りとして、日々任務に当たる実戦部隊はもちろんのこと、政府専用機のフライトが見られる唯一の航空祭であるところも大きいでしょう。2017年は「シグナス01」の1機のみの参加となり、千歳基地所属機による異機種編隊などはキャンセル。
しかし、航過飛行でその勇姿を披露。国内で見られる数少ないボーイング747で、2019年にはボーイング777へと交代することが決まっているため、注目度が高まっています。
航空自衛隊機の展示飛行が縮小されたり、キャンセルとなった千歳基地航空祭。落胆していた航空マニアの気持ちに応えてくれたのが、アメリカ太平洋空軍F-16デモチームです。
千歳基地航空祭で10式戦車の展示
爆音を轟かせ、時にはアフターバーナーの赤い炎を見せながらの飛行は、「もしかしたらこの雲を吹き飛ばしてくれるんじゃないか」と思わせるほどのスピードと迫力がありました。
外来機として展示されることの少ない岐阜基地のC-1FTBや、退役間近の岩国航空基地のUS-1も人気でしたが、千歳基地航空祭で意外だったのは10式戦車の展示。航空自衛隊の航空祭に戦車が展示されるのはレアなケース。これも開庁60周年記念だからでしょうか。
珍しく陸上自衛隊の戦車が展示されたのは、北千歳駐屯地の第71戦車連隊に配備の最新鋭10式戦車です。エプロンを損壊しないようにゴム付き履帯と鉄板でガードされていました。
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