即席味噌汁の調味料「味音痴」が生まれやすい
即席味噌汁・スープはとても便利な製品ですが、そのほとんどに調味料(アミノ酸等)が使われています。また、カラメル色素が添加されている製品もあります。子どもの頃から即席味噌汁の調味料の味に慣れてしまうのはあまりよくないでしょう。また、カラメル色素にも危険が潜んでいます。
即席味噌汁が味音痴を生み出す問題
即席味噌汁やスープには、通常調味料(アミノ酸等)が添加されています。これは、L-グルタミン酸ナトリウムをメインとしたものです。L-グルタミン酸ナトリウムは安全性のほかに、それが添加されていないと、「おいしくない」と感じしてしまう、いわゆる「味音痴」を生み出すという問題があります。
家庭によっては即席味噌汁を毎日利用しているケースもあり、その味も毎日脳に刷り込まれることになり、それだけ「味音痴」が生まれやすいと考えられます。
さらに、子どもの頃からその味が脳に刷り込まれていれば、大人になってからもL-グルタミン酸ナトリウムが添加されていないと、「物足りない味」と感じてしまう可能性があります。
即席わかめスープにカラメル色素
一方、即席わかめスープにはカラメル色素が添加されていることが多く、代表的な【リケン わかめスープ】にも使われています。カラメルⅢとカラメルⅣには、発がん性のある4-メチルイミダゾールが含まれていますが、「カラメル色素」としか表示されていないので、どれが使われているのか分かりません。
なお、【クノール カップスープ つぶたっぷりコーンクリーム】に使われている「乳等を主要原料とする食品」とは、乳脂肪に乳化剤や安定剤を加えたもの、あるいは乳脂肪の一部または全部を植物性脂肪に置き換えたものです。
乳化剤や安定剤が使われた場合、それがどのようなものかによって、安全性が左右されることになります。なお、それらの添加物が最終食品である【クノール カップスープ】に残留して効果を発揮する場合、添加物名を表示しなければなりません。