味噌の種類によって使われる食品添加物が違う
味噌の種類は「無添加・酒精入り・だし入り」に大別されます。酒精はエチルアルコールのことなので、問題はありません。だし入りみそには、通常は調味料(アミノ酸等)が添加されています。味噌の種類によって、使われる食品添加物は違っているのでした。詳しく見ていきましょう。
味噌の種類によってはビタミンB2
味噌の多くには、酒精が添加されています。酒精とは、エチルアルコールのことで、一般飲食物添加物の一種です。別名はアルコール。味噌が発酵し過ぎて炭酸ガスが出て、袋や四角いパッケージが膨れるのを防ぐ目的で使われています。
エチルアルコールは、ビールや日本酒などのお酒にも含まれているものなので、安全性に問題はありません。また、味噌の種類によっては【神州一味噌】のようにビタミンB2を添加したものもあります。
ビタミンB2は、リボフラビンともいい、合成添加物のひとつです。ただし、もともと肉類や卵、卵などに含まれるビタミンの一種なので、安全性に問題はありません。黄色い色をしているため、栄養強化というよりは、着色の目的で使われていると考えられます。
味噌の種類によっては本来の無添加
【マルコメ 料亭の味 減塩(だし入り)】の場合、かつお節粉末や昆布エキスなどのだしを加え、さらに調味料(アミノ酸等)を添加することで、だしを使わなくても済むようにしています。
調味料(アミノ酸等)はL-グルタミン酸Naをメインとしたものですが、あまりにも多くの食品に使われているため、味の画一化を引き起こしています。
また、調味料(アミノ酸等)の味に毎日慣らされ続けると、それが使われていないと物足りなく感じてしまう、いわゆる「味音痴」になる心配があります。とくに子どもの頃から、調味料(アミノ酸等)を摂り続けると、そうなる可能性が大です。
最近では、【無添加 歳月】のように添加物を一切使わない味噌の種類も増えています。本来の味噌を味わいたいという人は、無添加の味噌をどうぞ。