委任状は一般的には3カ月と定める機関が多い
身近な人が亡くなった後に行う手続きはさまざまありますが、自分自身でできない場合、第三者に依頼して手続きしてもらうこともできます。そのために必要になるのが「委任状」です。委任状は、本来自分で行うべき手続きを、第三者に委任する場合に文書にして証明するものです。委任状の有効期限などについて、詳しく見ていきましょう。
委任状に有効期限は定められていない
「委任状」とは、本来自分で行うべき手続きを、第三者に委任する場合、文書にしてそれを証明するものです。本人が高齢であったり、仕事で都合がつかないときなど、大変便利です。
ほとんどの手続きが委任状を提出すれば、第三者でも可能です。ただし、かならず依頼人本人が手書きで署名し、印鑑を押したものでなければなりません。
委任状にはとくに有効期限が定められているわけではありませんが、一般的には3カ月と定められている機関が多いようです。
委任状がいらない戸籍謄本の請求とは
また、用紙にもとくに決まりはありませんが、稀に所定の様式があったり、記載内容に決まりがあったりする場合があるので、予め確認した方がよいでしょう。
なお、委任状と共に本人確認の提示を求められます。本人確認の書類や、一般的には運転免許証、パスポート、顔写真付き住民基本台帳カードなどが有効です。
ただし、委任状がいらないケースもあります。戸籍謄本の請求などは、同じ戸籍の氏名欄に記載がある夫、妻、子どもなら委任状なしで交付を受けることができます。
記事カテゴリ: カルチャー