定年後の保険の見直しポイントは貯蓄性の高さ
定年後の保険の見直しの際に気をつけるべきポイントがわからないという人も多いかもしれません。定年後の保険に求めるのは、契約者が病気になったときや、介護が必要になったときや、亡くなったあとの葬儀費用をカバーしてくれる保障です。これらについて、充分な保障が受けられるかどうかについては確認が必要です。
定年後の保険の見直しに貯蓄性の高さ
続いて問題になるのは、保険が持つ貯蓄性の高さです。つまり、その保険を解約したり、期間満了になったりしたときに、返戻金が受け取れるのかどうかを考える必要があります。
その保険が積み立て型であれば、基本的に返戻金が返ってきますので、貯蓄性があるということ。大きな病気もせず、健康なまま満期を迎えたとしても、返戻金が得られるので、損をすることはありません。
そのかわり、一般的に積み立ての保険は掛け捨てよりも保険料が高くなりがち。収支のバランスには注意する必要があります。
また、なかには払い込んだ保険料より返ってくる保険金の方が安くなってしまう商品もあるので要注意。また、解約返戻金は安く、満期返戻金は高額に設定されている場合もあります。見直しを考えるときは、返戻金と契約期間をかならず確認しておいてください。
定年後の保険は長期的な保障を見直し
一方、掛け捨て型の魅力はなんといっても保険料の安さ。保障内容が同じでも、積み立ての保険より安く済ませることができます。ただし貯蓄性はないので、すぐに解約しても返戻金は得られないか、かなり低額になってしまうでしょう。
最後に保障の継続期間も要チェック。いつまで保障を受けたいかによって、選ぶ保険が変わります。終身型なら保障は一生涯、定期型なら決まった期間まで保障が続きます。
これについては、自分が亡くなったときに生活の補償が必要な人がどれだけいるかによって変わってくるでしょう。配偶者とのふたり暮らしで、年金などもある程度受け取れる見込みがあるなら、それほど長期的な保障は必要ありません。
もうひとつ、保険には確認すべきさまざまな特約があります。それは、保険商品に足りていない部分を補い、保障を厚くしてくれるものです。一つひとつにかかる保険料は、それほど高くありません。
しかし、そうはいっても無駄は禁物です。小さな出費の積み重ねが重い負担になってしまいます。これを見直し、負担を減らすことを考えましょう。保障内容によっては公的保障でまかなえる可能性もあるので、その点も含めて確認してください。