引受基準緩和型保険に隠された2つのデメリット
持病があっても入れる保険に「引受基準緩和型保険」というものがあります。加入条件が大きく緩和されている保険です。ただし、引受基準緩和型保険にはじつは2つの大きなデメリットがあるのです。ひとつ目は、保険料が割高であること。ふたつ目のデメリットは、この保険に設定されている支払い削減期間という制度です。
引受基準緩和型保険は保険料が高額
引受基準緩和型保険は確かに条件が緩い分、病気になる可能性も大きくなるため、ある程度は高額になるのも仕方がないことです。しかし、商品によっては保険料が平均的な保険の2倍近くにまでなることすらあるのです。
引受基準緩和型保険への加入者は「持病がある人でも入れる」という条件から、高齢者が多くなっています。彼らにとって、その負担はとても大きなものだといえます。
引受基準緩和型保険のふたつ目のデメリットは、この保険に設定されている支払い削減期間という制度です。これは会社の利益を守るために用意されたもので、加入から一定期間は保険金の支払いに該当することが起きても、支払われる保険金の額が小さくなってしまうのです。
引受基準緩和型保険の保険金が削減
「高齢にもなったことだし、持病も持っているから」ということで高い保険料を払い、大変な思いをして保険に加入したにもかかわらず、その結果として得られる保険金が削減されてしまうなどということになっては、あまりにも災難です。
引受基準緩和型保険に加入する前に、まずは一度立ち止まって調べてみてください。じつは普通の保険でも、病気によっては、持病があっても加入できる保険は存在しています。
また、人によっては保険料を支払うよりも、その分を貯蓄や運用に回した方が、安定した生活を送れるかもしれません。保険はあくまで安心を得るための選択肢のひとつです。必要以上に生活を圧迫してまで加入するよりも、安定した幸せな生活を送れるなら、貯蓄を選ぶことをおすすめします。