惣菜パンは使用食材が多くて大半が添加物まみれ
惣菜パンの製造にはイーストフードやビタミンC、乳化剤などが使われています。さらに具材にも添加物がいくつも使われているので、添加物の総数が多くなっているのが実状。惣菜パンの大半が添加物まみれです。惣菜パンを買うときには、添加物がなるべく少ないものを選ぶようにしましょう。
惣菜パンは添加物の総数が多い
惣菜パンには、さまざまな具材が使われており、それらに添加物が含まれているため、添加物の総数がどうしても多くなってしまいます。
【ランチパック たまご】に使われているグリシンは、アミノ酸の一種。食べものに含まれており、とくに魚介類に多く含まれています。ただし、鶏に口から1日に4g以上与えた実験では、中毒症状を起こし、疲労や昏睡を起こし、死亡する例が見られました。
また、モルモットでも、口から大量に与えると、呼吸筋の麻痺を起して死亡しました。しかし、グリシンを成分としたサプリメントが売られ、問題は起こっていないようなので、人間にはほとんど害はないようです。
惣菜パンのカロテノイド色素
また、惣菜パンの添加物のひとつであるカロテノイド色素(カロチノイド色素)は、植物や動物に含まれる黄、だいだい、赤を示す色素のことです。具体的には、トウガラシ色素(パプリカ色素)、トマト色素、ニンジンカロテン、パーム油カロテンなどで、これらは安全性が高いと言えます。
ただし、これら以外にクチナシ黄色素もカロテノイド色素に含まれているため、すべてを安全性が高いとは言えない状況です。
クチナシ黄色素は、クチナシの実から抽出された黄色い色素で、ラットに体重1kgあたり0・8~5gを経口投与した実験では、下痢が見られ、また肝臓の出血と肝細胞の壊死が認められました。クチナシ黄色素に含まれるゲニポサイドという物質が腸内で変化して、毒性を発揮すると考えられています。
ちなみに、この投与量を体重が50kgの成人に単純換算すると、40~250gというかなりの量になります。