漬物には色付けと長期保存のために危険な添加物
漬物は昔ながらの食べものですが、現在市販されている漬物は昔のものとは異なります。タール色素で色付けされたものが多く、また合成保存料が使われたものもあります。すなわち、色付けと長期保存のために危険な添加物を使用されている製品が多いのが漬物なのです。
漬物は危険性の高い食品のひとつ
漬物は、危険性の高い食品のひとつ。着色のために黄4(黄色4号)、黄5(黄色5号)、赤106(赤色106号)、赤102(赤色102号)などのタール色素が添加された製品が多いからです。また、合成保存料のソルビン酸Kが添加された漬物製品も少なくありません。
さらに、【キューちゃん 特級福神漬】のように合成甘味料のアセスルファムKやスクラロースを添加した漬物製品もあります。
黄4は、0・5%、1%、2%、5%含むえさを、ラットに対して2年間与えた実験で、5%群では明瞭な下痢が、2%群では軽度な下痢が見られました。また、黄色4号は、ヒトにじんま疹を起こすことが知られていて、皮膚科医の間では警戒されています。
漬物に使われることの多い添加物
漬物に使われることの多い黄5は、0・5~5%含むえさをラットに2年間与えた実験で、乳腺の腫瘍が増えたという疑いが持たれました。また、赤106も発がん性の疑いが持たれているため、外国ではほとんど使用が認められていません。
赤102の場合、2%を含むえさをラットに90日間与えた実験で、赤血球とヘモグロビン値の低下が認められています。さらに、赤102については、黄4と同様にヒトにじんま疹を起こすことが知られています。
一方、ソルビン酸Kは、合成保存料のソルビン酸にK(カリウム)を結合させたものです。ソルビン酸Kは、遺伝子への影響を調べる実験で、染色体異常、およびDNA修復を妨げる作用があることが分かっています。これは、細胞の遺伝子を突然変異させて、がん化に導く可能性があるということです。