生ごみ処理機の購入には自治体から助成金が出る
いまや日本中で行われている環境問題への取り組み。緑化だけでなく、自治体によってはごみの減少と、リサイクルも重要な課題になっています。そこで、生ごみを家庭で適切に処理し有効利用する取り組みに対して、助成制度が導入されているのです。それが、生ごみ処理機の購入助成金です。
生ごみ処理機の助成金は購入後に申請
においの元にもなる生ごみですが、専用の機械を使えば肥料として活用することができます。そこで、各自治体では生ごみ処理機の購入に対して助成金を用意し、生ごみのリサイクルを推進しているのです。
生ごみ処理機の助成金の上限額は自治体ごとにさまざま。機械購入費用のうち、一定の割合が給付されます。また、生ごみ処理機の助成金は購入後の届け出で給付が受けられます。
領収書や振込先口座がわかるもの、印鑑などを持参して市区町村役場を訪ね、窓口に用意されている申請書を記入して提出すれば手続き完了。審査を受けて助成金が振り込まれます。多いところでは生ごみ処理機の購入費用の90%も給付してくれるため、かなり安く入手できるのです。
生ごみ処理機の種類で助成金が変わる
そうはいっても自宅で田畑を作っていなかったり、庭や生垣などもなく生ごみを肥料にしても使い道がないという人も多いはず。そのような人には堆肥の回収を実施している自治体もあるので、自分の住所地で実施しているか確認してみましょう。
また、生ごみの処理機といわれてもどんなものがあるのかわからない人が多いでしょう。じつは生ごみ処理機にはいろいろな種類があり、その分類によっても助成金の額が変わる場合があります。
たとえば、微生物を利用して分解するものや、金属による化学反応で水と二酸化炭素に分けるもの、熱風で乾燥させて容量を減らすタイプ、蒸し焼きにして炭化してしまう機器などです。
これらは、機械自体の大きさや処理中ににおいが発生するかどうか、消費電力の大きさなど、種類によってさまざまです。それを購入した際に、どこで使用するのか、どのくらいのごみを処理するかなどを考え、各家庭で適した機械を選ぶことが大切です。