相続税をインターネット経由で申告・納税する
相続で不可欠な相続税や贈与税の手続き。この申告は、「e‐Tax」という国税庁運営のホームページからも申請できます。このサイトを利用すれば、インターネットバンキングや登録した口座からの振替による納税手続きが行えます。さらに実際の納税にあたっては、金融機関はもちろん、コンビニを利用して行うことが可能です。
相続税をe‐Taxで申告する事前準備
申告・申請・納税がオンラインでできるサービスが「e‐Tax」です。2019年10月1日から相続税の申告も可能となり、より利便性が高まっています。e‐Taxの最大のメリットは、時間と場所を選ばず申請できることです。税務署が開いている時間に足を運ぶことができない人も、e‐Taxなら申告期間中は24時間提出が可能です。
ただ、相続税をインターネット経由で申告・納税するには、1つめに「電子証明書付きマイナンバーカードの取得」、2つめに「カードリーダーと専用ソフトの取得」、3つめに「開始届出書の提出と利用者識別番号の取得」という3つの事前準備が必要になります。
まず1つめについてですが、電子証明書とはインターネット上で持ち主の情報を証明するものです。マイナンバーカードなどに搭載されたり、ファイル形式で提供されます。マイナンバーカードは持っていても、それに電子証明書をつけていなかった場合、初回は無料で発行できます。
相続税をe‐Taxで申告する専用ソフト
相続税をe‐Taxで申告する事前準備2つめのカードリーダーと専用ソフトについて。手続き上、インターネットを介して本人の認証まで行わなければいけないため、マイナンバーカードを読み込むカードリーダーと、入力を行う専用のソフトが必要になるのです。
カードリーダーは2000~5000円程度で購入可能。専用ソフトは国税庁のホームページからダウンロードできます。
最後の3つめの開始届出書の提出と利用者識別番号の取得は、ホームページ上の手続きフローにのっとって進めれば、取得することができます。これらの準備を余裕を持って行いましょう。