納豆自体に問題はないがたれやからしに問題あり
納豆自体には添加物は使われていませんが、添付のたれには調味料(アミノ酸等)や増粘多糖類などが、またからしには着色料のうこん(ウコン色素)が使われています。納豆はそれ自体に問題はありませんが、たれやからしに問題があるということです。詳しく見ていきましょう。
納豆のたれには調味料が添加される
納豆自体の原材料は、大豆と納豆菌のみで、添加物は使われていません。「遺伝子組換えでない」という表示がありますが、これは信用できます。
納豆に使われる大豆は小粒の品種ですが、アメリカで栽培されている遺伝子組換え大豆は、大粒の品種だからです。なお、小粒大豆は、アメリカやカナダの農家で契約栽培されたものです。
ただし、添付のたれやからしにさまざまな添加物が使われています。納豆のたれには、必ずと言っていいほど、調味料(アミノ酸等)が添加されています。また、納豆のからしには、鮮やかな黄色に着色するためにウコン色素が使われています。
納豆のからしに使われるウコン色素は、カレー粉の原料して使われているウコンから抽出された黄色い色素で、クルクミンを含んでいます。
納豆に含まれるたん白加水分解物
カレーは言うまでもなく全世界で食べられているものなので、安全性は高いはずなのですが、ウコン色素の場合、ラットやマウスに対する高濃度経口毒性試験で、肝臓や腎臓への軽度の毒性が認められました。そのため、不安要因となっています。
なお、【有機そだち極小粒納豆】に含まれるたん白加水分解物は、文字どおりタンパク質を分解したもので、調味料としてさまざまな食品に使われています。普段食している肉や大豆などのタンパク質を分解したものという点から、添加物ではなく、食品に分類されています。
タンパク質はアミノ酸がたくさん結合した状態のものなので、それを分解すると、アミノ酸やそれがいくつも結合したもの(ペプチド)になります。これらは旨味があるので、食品の味付けに使われているのです。