葬儀後に忘れてはならない3つの事務処理とは?
葬儀を行い火葬まで済んでも、遺族がすべきことは山ほどあります。事務的ないくつかの手続きや弔問客へのお礼、一定期間で訪れる故人を祀る祭祀などです。そんな葬儀後の事務処理には大きく3つあります。「事務引き継ぎ」と「葬儀社への支払い」と「寺院、神社、教会への支払い」です。
葬儀後に世話役にはお車代として心付け
葬儀後の事務引き継ぎは、会葬者名簿、香典、供花の記録帳、弔電、弔辞、領収書を受け取り内容を確認。葬儀に関する現金出納の整理。各請求書や領収書、納品書を整理し、出金額を確認するものです。
立替などがあれば精算します。世話役代表、世話役には後日挨拶に伺うか、当日「お車代」として心付けを渡します。
葬儀後の葬儀社への支払いは、請求書を確認して、見積もりと実際の金額を確認。異なったり、不明確な請求があれば、すみやかに葬儀社へ確認します。なお、受け取った領収書は大切に保管しておきます。
葬儀後の寺院などへのお礼の表書き
葬儀後の寺院、神社、教会への支払いは「お礼」を渡します。通夜、葬儀を執り行った寺院や教会、神社へはお礼を兼ねて挨拶に出向きます。お礼は、規定がないようであれば、直接金額を伺いましょう。
表書きは、仏式の場合は「お布施」、キリスト教式であれば「献金」「お花料」と記入。お礼金については宗教によって扱いが変わりますので、表書きに問題がないように注意が必要です。
たとえば、仏教なら「御布施」、キリスト教なら「献金」、神道なら「御祭祀料」となります。なお、これらの宗教家への謝礼費用は、相続税の控除にも関わるもの。いくらかかったのか、誰が支払いを行ったのかなど、詳細に記録し、領収書などを残しておくようにしなければいけません。
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