駅名標収集ツアーで見つけた疑似内照式看板とは
北海道・東北の駅名標収集ツアーは新千歳空港からスタート。空港ターミナルビルを駅へ向かって歩いていると“ uシート”と書かれた広告があり、うっかり北海道にも“μシート”があるのかと勘違いしてしまう程度には愛知県民だ。いや、愛知県民ではない。
北海道の駅名標収集の先行き
兎にも角にもその程度の知識しかない筆者にとって北海道の駅名標収集は先行きが危ぶまれるが、知らないからこその発見も多いはず。きっとワクワクするような駅名標や文字に出会えるだろう。
札駅と言えばツウであろうか。名古屋駅を名駅と呼ぶように、札幌駅は札駅と呼ぶらしい。読み方はなんだ? サツエキか? サッエキではないはずだ。あまりにも語呂が悪い。「さっえき~!」と遠くから呼びかけられたときの佐伯さんになってしまう。
そんな札駅で、とてもおもしろいサインを発見した。矢印が独特だ。いわゆる、よくある矢印の形ではなく、“く”の字が連続したようなデザイン。矢印がひとつよりも、目的がより強調され、デザイン性も増している。
蛍光灯を活用した擬似内照式看板
「これは使える!」と、別にサインシステムの設計者でもないのに脳内のアイデアフォルダに保存をし、階段をコンコースに向かって降りていくとこれは名案! 内照式看板かと思いきや、後ろの蛍光灯を活用した“ 擬似内照式看板”!
頭がいいのかケチなのか、思わず感心させられるアイデアに「なるほどですね~ 」と頷く。どうでもいいが「なるほどですね~」と言う人は絶対に「なるほど」とは思っていない。「なるほどですね~ 」と流しているだけだ。
この「なるほどですね~ 」を聞くたびに悶々とした気持ちになる。なにが「なるほどですね~」なのかを聞き返したい。業界人の口癖に多い。
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