iCloudで「できること」は意外に多かった件

iCloudとは、Appleが提供しているクラウドサービス。クラウドサービスというと、DropboxやGoogle Driveのようにファイルを保存する場所と思われがちだ。もちろん、そういった使い方も可能だが、それ以外にもさまざまな使い方が可能。そこで、iCloudで「できること」をいま一度、確認していこう。

iCloudで「できること」に写真の保存

iCloudで「できること」にデータ連携がある。連絡先や予定、メモなど、パソコンで使っている個人データは、できれば外出先でも使いたいもの。iCloudでこれらのデータを同期すれば、パソコンとiPhone／iPad 間で同じ情報を使うことができる。

さらに、いずれかの端末で情報を更新した場合、別の端末の情報も同時に更新され、最新の状態になる。

写真の保存もiCloudで「できること」の1つ。iPhoneやiPadで撮影した写真をそのまま本体に入れておくと、端末が壊れてしまったとき、写真データも一緒になくなってしまう危険性がある。

大切な写真をなくしたくないのであれば、写真データはクラウドに預けておくのがおすすめ。iCloudの「写真」アプリには、自動でiCloudにバックアップするという機能があるので安心だ。

ファイル保存もiCloud「できること」

iCloudで「できること」にファイル共有がある。エクセルやワードなどで作った資料を同じプロジェクトメンバーで共有したい場合も、iCloudが便利だ。

PagesやNumbersといったApple提供のオフィス互換アプリは、オンラインの「iCloud.com」にアクセスすればすぐ使える。ほかのメンバーを招待すれば、オンライン上で同時に複数メンバーが編集することも可能だ。

DropboxやGoogle Driveのようにファイルを保存できるのもiCloudで「できること」。会社で作った資料をiCloudDriveに保存しておけば、外出先からiPhoneやiPadを使ってiCloud Driveにアクセスするだけで、その資料が確認できる。同じアプリがインストールされていれば、iPhoneやiPadで編集することも可能だ。

iCloudで「できること」にパスワード自動入力がある。iPhone／iPadのSafariには、SNSや通販サイトなどのインターネットサービスで使用するIDやパスワードを記憶する「キーチェーン」という機能が搭載されている。

インターネットサービスを登録する際、「キーチェーン」から提案される複雑なパスワードを使えば、第三者からハッキングされるリスクも軽減される。しかもパスワードは記憶されるので、次回から自分で入力する手間も省ける。