iOS 12になって変わったポイントをチェック
「iOS 12」は最新モデルだけでなく「iPhone 5s」や「iPad mini 2」「iPad Air」といった古い端末にも対応し、インストールするだけで「iOS 11」よりも快適に動くようにチューンアップされている。iOS 12で登場した新機能、進化した機能の一部を紹介しよう。
iOS 12は写真アプリのタブ見直し
iOS 12は2015年以降に発売された古い端末にも対応し、インストールするだけでiOS 11よりも快適に動く。Appleの公式発表では、アプリの起動が最大2倍、キーボードの表示が最大50%高速になったとのことだ。
ユーザーの表情を捉えてキャラクターの顔を楽しく動かせる「アニ文字」に、自分の顔に似せたキャラクターを追加できる「ミー文字」が登場。メッセージを送信するときだけでなく、iOS 12ではAppleが提供する無料ビデオ通話「FaceTime」でも利用できるようになった。
「写真」アプリのタブ構成が見直され、「ミュージック」「App Store」アプリなどと同じように「ForYou」タブが新設。今いる場所や日付などからさまざまな提案がされる。
iOS 12では新たに「共有の提案」が行われ、今まで以上に友人や家族との写真の共有がしやすくなった。また、検索機能も強化され、2つのキーワード(たとえば、年月日と場所など)で写真を検索し、絞り込めるようになった。
iOS 12は拡張現実技術で測定できる
iOS 12では、通知に気を取られることを減らす仕組みが導入された。溜まった通知はアプリごとに重なって表示され、通知画面から以後の通知をコントロールできる。通知を見た時間も「スクリーンタイム」で確認できる。
iOS 12で新登場した「計測」アプリは、iPhone/iPadのカメラで捉えた物体の長さを拡張現実技術で測定できる。水平面に置かれた物体のほか、垂直にも対応しているので、高さも測定可能だ。
さらに、iOS 12の使用時間をさまざまな視点で可視化する「スクリーンタイム」は効率的に端末を使うための助けになる。
iOS 12からはiPadにも「株価」「ボイスメモ」アプリが登場した。「株価」アプリは株価やチャートをリアルタイムで確認しながら市場の動きをチェックできる。コントロールセンターの表示方法は「画面右上を下にスワイプ」に変更され、デザインもiPhoneと統一された。iPhoneとiPadを両方使っている人には嬉しい変更だ。