Windowsのサインインはどの方法が一番速い?
Windowsサインインにはパスワードを使うのが基本だが、「設定」の「アカウント」にある「サインインオプション」で別の方法を追加することも可能だ。使用中のパソコンがすべてのオプションに対応していれば、顔認識が最速で、次点が指紋認証だろう。
Windowsサインインの方法と特徴
ただし、顔認証や指紋認証は対応ハードウェアが必須なので、使えない場合はPINが最速となる。ピクチャパスワードも設定によっては意外に速い。
各種サインインの方法と特徴を見ておこう。「パスワード」は英数字と記号を組み合わせた文字列を入力する方法。短すぎると安全性が低いが、長すぎると覚えにくく、入力するのも面倒だ。
「PIN」は通常は4桁の数字だが、英字や記号を含めることも可能。短いので入力しやすい。設定したパソコンのみで使うため安全性も高い。
「ピクチャパスワード」は写真の上で円、直線、点を描く3つのジェスチャを行うことでサインインする。タッチパネル搭載のパソコンやタブレットには最適。比較的安全だが、マウスやタッチパッドでは使いにくい。
「顔認識」はパソコンに搭載されたカメラで顔を読み取って本人確認を行う。非常に簡単・高速で、パソコンの前に顔を出せばすぐに認識される。ただし、Windows Helloに対応したカメラが必要。
「指紋認証」は指紋センサーに指を載せ、登録済みの指紋と照合する方法。顔認識に次いで簡単・高速だが、Windows Helloに対応した指紋センサーが必要。
WindowsサインインにPINコード
サインインするたびに長いパスワードを入力するのが面倒に感じられたら、PINを使ってサインインできるように設定しておくといいだろう。顔認識や指紋認証が利用できない環境では、もっとも簡単にスピードアップできる方法だからだ。
また、PINコードはパソコンとセットで登録されるので、パスワードと違ってほかのパソコンからのサインインに悪用される危険性はないので安心だ。
PINコードを設定するには「設定」→「アカウント」→「サインインオプション」を開き、「PIN」の「追加」をクリックする。続けて、アカウントのパスワードを入力しよう。
「PINのセットアップ」画面が表示されたら、同じ暗証番号を2箇所に入力してから「OK」をクリックする。「英字と記号を含める」にチェックを付けると、数字以外も使用できる。