Windows 10パソコンを複数のユーザーで共有する
複数のユーザーで1台のWindows 10パソコンを共用する場合、自分のアカウントを使わせるのはセキュリティ的に問題がある。また、ファイルの管理や設定の変更を自由に行うことができず、お互いに不便だ。そこで、それぞれが自分のアカウントでサインインできるように、ユーザーを追加しておこう。
Windows 10パソコン共用にユーザー追加
Windows 10パソコンを共用するためにユーザーを追加した直後は「制限ユーザー」になっているが、必要に応じて「管理者」に変更できる。Windows 10でユーザーをPCに追加するには「設定」→「アカウント」→「家族とその他のユーザー」→「その他のユーザーをこのPCに追加」の順にクリック。
ユーザーがサインインに使うMicrosoft アカウントのメールアドレスを入力して「次へ」をクリック。画面の指示にしたがって設定する。
「他のユーザー」の一覧に、サインインできるアカウントが追加された。管理者権限を付与してアプリのインストールなどができるようにするには「アカウントの種類の変更」をクリック。表示されるメニューから「管理者」を選択して「OK」をクリックする。
管理者権限が付与されると、アカウント(メールアドレス)の下に「管理者」と表示される。アカウントの追加後は、サインイン画面の左下にユーザーの一覧が表示される。この中から、各ユーザーが自分のアカウントを選択してサインインできる。
Windows 10を家族アカウントで共有
ここではWindows 10で「その他のユーザー」で共有する方法を説明したが、同じ画面から「家族」のメンバーで共有ることも可能だ。「家族」のアカウントには「保護者」と「子供」の2種類があり、保護者が子供の利用状況を監視したり、アプリやコンテンツの購入を制限したりできる。したがって、こういった機能が不要な大人のユーザーなら「その他のユーザー」として追加すればよい。
Windows 10での家族のアカウントは、追加する際に「保護者」か「子供」のどちらかを選択できる。アカウントを管理するには「オンラインで家族の設定を管理」をクリック。
ブラウザーで管理用の画面が表示されるので、管理したい家族の名前を選択する。スケジュールを指定して使用時間を制限する機能や、保護者の承認なしにアプリなどを購入できないようにする機能がある。