Windows 10には実質的に「Home」か「Pro」
Windows 10という名称はそのままで、1年に2回の大規模アップデートでバージョンアップしている。そのほかにも小規模なアップデートがあるが、初期設定では自動的に適用されるので、あまり気にする必要はない。ただし、何らかの理由で自動アップデートをオフにしている場合には、各バージョンごとのサポート期限に注意しよう。おおむね1年半程度でサポートは終了する。
Windows 10は「Home」か「Pro」か選ぶ
Windows 10にはバージョンがなく、Windows 10の次に「Windows 11」というバージョンが用意されているわけではない。Windows 10のまま、中身が新しくなっていく。新しくパソコンを自分で組み立てない限り、もうWindowsというOSを購入する必要はないといえる。
Windows 10は登場以来、およそ半年ごとに大規模なアップデートを公開している。おおむね2つ前のバージョンはサポート対象だが、3つ前になるとサポート期限が切れてしまうので要注意。
Windows 10には各種のエディションと配布形態があるが、パソコン購入時は「Home」か「Pro」かを選ぶだけでOKだ。自作パソコンや古いOSのパソコンでは、それ以外に64bitか32bitか、ダウンロード版かUSBメモリなどのメディア版か、通常版かDSP版かなどを選択する。
Windows 10で「Pro」にアップグレード
Windows 10「Home」ではサポートしていないが、「Pro」以上のエディションで利用できる機能はビジネス向けのものが中心だ。
具体的に「Pro」がサポートする機能は「BitLocker」「グループポリシー」「Enterprise State RoamingとAzure Active Directory」「ビジネス向けWindowsストア」「割り当てられたアクセス」「動的プロビジョニング」「Windows Updateの一時停止」「共有PC構成」「テスト受験」「ドメイン参加」「Azure Active Directoryドメイン参加とクラウドにホストされたアプリへのシングルサインオン」「Internet Explorerのエンタープライズモード(EMIE)」「リモートデスクトップ」「クライアントHyper-V」など。
Windows 10で「Home」から「Pro」にアップグレードするには「設定」→「更新とセキュリティ」→「ライセンス認証」→「Microsoft Storeに移動」→「購入」をクリックする。
以前提供されていた「Windows 10 S」というバージョンは現在、解除可能なモードとして提供されている。