デベロッパーはゼネコンや不動産会社の違いは?
不動産会社などと広く協力して街全体をデザインし、開発するのが「デベロッパー」の仕事です。周辺の住宅やインフラなども開発を行うため、その計画などを知っておくと、家選びにも役立ちます。デベロッパーとゼネコンや不動産会社との違いなどを見ていきましょう。なお、大手デベロッパー7社は「メジャーセブン」と呼ばれています。
デベロッパーとゼネコンの違いは何?
デベロッパーの主な事業は「リゾートの開発事業」「地域や街の開発事業」「大型商業施設の設計・開発」「建売物件などの大規模住宅地開発」「大規模分譲マンションの開発」などです。
デベロッパーとゼネコンや不動産会社との違いは何でしょう。不動産会社は、一般的には個人向けの住宅を売買する業者のこと。デベロッパーも不動産を扱いますが、こちらは分譲マンションなどの規模が大きい物件を多く扱っています。
一方のゼネコンとは、建設や建築を総合的に行う会社のこと。マンションなどのような大規模な建築ではさまざまな業務が必要になるため、それらをとりまとめるのがゼネコンの仕事になります。
大手デベロッパー7社で3割近く販売
そして、大手デベロッパー7社の総称が「メジャーセブン」。具体的には「住友不動産」「野村不動産」「三井不動産レジデンシャル」「三菱地所レジデンス」「東急不動産」「東京建物」「大京」となります。
メジャーセブンは新築マンション情報を提供するポータルサイトを共同で運営しています。2015 年のマンション販売戸数は、メジャーセブンだけで全体の3割近くを担っているのです。
最後に、よいデベロッパーの見分け方を2つ。1つは、過去に手がけたマンションをチェックすることです。専有面積が70㎡以下で3LDK など、予算を抑えて好条件にみえる物件を販売している場合、実用性を考えていない可能性があります。
もう1つは、設計基準書をチェックすることです。多くのデベロッパーが自社の基準を設計基準書として公開しているはず。それを見せてもらえれば、その会社はある程度信用できるでしょう。