リノベーション施工業社の5つのタイプとは?
中古物件を購入し、リノベーションしようと考えている場合、依頼する会社には、不動産会社、工務店、設計事務所、リフォーム会社、リノベーション会社の5つのタイプがあります。まず、新築する場合と同様、とくに豊富な物件情報を持っているのは不動産会社でしょう。リノベーションの施工業者について詳しく見ていきます。
リノベーション施工業者の費用を抑える
不動産会社で最終的な希望を伝えれば、条件に合う物件探しから、リフォームやリノベーションを行ってくれる会社の紹介までしてもらえることが多くあります。提携している会社への依頼なので費用は比較的抑えることが可能です。
ただし、施工業者選びまで任せてしまうと、望んだデザインなどを実現するのは難しくなるので要注意。業者によって得意な設計や工事などにも違いがあるので、こだわりがある人は自ら依頼先を探さなければいけません。
不動産会社から紹介された物件であっても、どこかほかの業者に依頼してリノベーションしたい場合、または、すでに買いたい物件が決まっているときには、残りの4タイプの施工業者に依頼することになります。
リノベーション施工業者それぞれの特徴
工務店や設計事務所などは、新築物件を依頼する場合と同じ。前者はあまりデザイン性が高くないところが多いので、機能性を高めたいときには便利でしょう。壁紙の張り替え、外壁の改修、設備の取り替えなどは安心して任せることができます。
後者はデザイン性は高いのですが、機能性を高める工事まで得意だとは限りません。また、この会社自体が施工を担当するわけではないこともあり、設計や工事の費用が比較的高くなりがち。デザインにも会社ごとに個性があるので、その点も要注意です。
これに対してリフォーム会社は、会社ごとに差はあるものの、比較的小規模の改修工事などを行うのが基本です。工務店よりは工事の規模や内容に多少融通が利きますが、それほど凝ったデザインや大きな工事を頼むのは難しいでしょう。
最後のリノベーション会社は、間取りの変更なども担当することが多いため設計なども任せられる会社が多くなります。設計事務所と異なり、実際の工事などを行ってくれる会社も少なくありません。