中古の一戸建てを購入する前のチェックポイント
中古の一戸建ての場合は、測量が正確か、増改築ができるかのほか、隣家との境界の距離などは要チェックです。購入後にトラブルが発生した際に収拾がつかなくなるおそれがあるため、しっかりと確認してください。中古の一戸建てを購入する前のチェックポイントを見ていきましょう。
中古の一戸建ての白アリによる被害
中古の一戸建ての建物は傾きも要チェック。内壁が部分的に膨らんでいたり、障子や引き戸を閉めたときに柱との間で上下に隙間があるのも、建物が傾いている可能性を示しています。
とくに注意したいのが白アリの発生による被害。建物の寿命を短くするだけでなく、地震発生時には倒壊するリスクも高まります。
水回りの壁にカビが発生していたり、木屑が床に落ちているのは危険な兆候。床下に水が溜まっていたり、湿気っている家も危険です。水漏れにはもちろん注意。天井にシミがあるなど、日常的な水漏れは建物にダメージやトラブルを与えます。
中古の一戸建ては増改築が可能か確認
中古の一戸建ては、増改築などが可能かの確認が必須です。建築物には面積や建ぺい率などに建築基準法で制限がかけられています。その物件が建てられた当時と制限が変わっているために、建て替えができず、リフォームで対応するしかない場合があるので要確認です。
中古の一戸建ては敷地の面積は登録されているものでも、古い物件の場合、計測当時の技術力不足で誤差があったり、境界線が曖昧になっていたりする場合があります。のちのトラブルを避けるためにも売主や仲介会社と、事前にしっかり確認しておきたいところです。
エアコンなどのような室内設備、庭に植えられた樹木などは、売買の際に所有権がどちらになるのかを確認しておきます。曖昧にしておくと、気に入っていたけれど手に入らないという場合や、反対に、処分に余計な費用がかかってしまう場合があるからです。
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