外壁や屋根など住宅のメンテナンスは何年おき?
住宅のメンテナンスには意外に費用がかかります。住宅ローンの返済が大変で、修繕にお金をまわす余裕がない…とメンテナンスの工事を先延ばしにする人もいますが、これでは建物の寿命が縮まってしまいます。住宅のメンテナンス予算はあらかじめ想定して準備をしておかなければなりません。住宅のメンテナンスで屋外のポイントを見ていきます。
住宅の外壁メンテナスのポイントは?
住宅の外壁にはモルタル壁、サイディング壁などがあります。かつてはモルタル壁が主流でした。しかしヒビが入りやすいこともあり、現在の主流はサイディング壁です。
モルタル外壁は、カビが生えたり、ひび割れが生じる場合があります。建物自体に対する影響はありませんが、大きなひび割れは業者に相談し、処置をする必要があるでしょう。板張り外壁は数年に1度、保護塗料の塗り直しが必要です。
モルタル壁は日当たりが悪い箇所だとカビが生えやすいため、風通しをよくしておくのがメンテナンスのポイントです。サイディング壁は継ぎ目のシーリングが劣化しやすく、また防水効果が切れると白い粉が壁につくため、こうした症状が出てきたら専門家に相談しましょう。
住宅の屋根のメンテナンスは何する?
屋根材といえば瓦を思い浮かべがちですが、いまは薄い平板状の「化粧スレート」が主流です。リーズナブルで瓦よりも耐震性があるといわれていますが、防水性を維持するためには10年を目処にメンテナンスとして、塗り替える必要があります。変色や色あせ、割れなどはこまめにチェックしてください。
屋根は雨や風を防ぐ重要な部分。瓦屋根の場合は100年保つともいわれています。ただし、瓦の下の防水シートは劣化するため、やはり30年に1度は葺き直しが必要。これはスレート屋根の場合も同じです。
このほか、床下点検は年に1度は行うこと。断熱材の落下やゴミをチェックし、水漏れもしていないか確認します。コンクリートのひび割れがある場合は、水が浸入していないか注意。また、排気口周辺に物は置かないようにしましょう。