住宅ローンの借入額は総額の80%程度に抑える
マイホーム購入は情報収集などの準備が大切。そして、基本的な準備を整えたら、次は実際に購入するための具体的な行動です。最初に考えなければいけないのは、やはり住宅購入に必要な「お金」の問題になります。マイホームを購入する際の、貯蓄などによる頭金と住宅ローンの内訳を見ていきましょう。
自分が住宅ローンで借りられる金額
大体の予算の見通しを立て、物件を探してみてはいても、現実にはどれくらいの金額が必要になるのか、物件の価格以外にかかってくる費用はどの程度か、その準備はどうすればいいのかなど、わからない点も多いはずです。
ここからは、そんな資金計画について説明していきます。まず、そもそも住宅購入の予算はなにを基準に考えればいいのかということについて。これは買おうと考えている物件が戸建てであってもマンションであっても、違いはありません。
マイホームの購入には、貯蓄などによる頭金と住宅ローンを利用するのが一般的です。ただし、貯蓄が十分にあり、手元資金で間に合うようであれば、もちろんローンなどを考える必要はなくなります。
しかし、そんな人はほとんどいないでしょう。多くの場合、自分が住宅ローンで借りられる金額と、頭金として捻出できる金額を合わせて全体の予算とします。それを基準に、購入する物件を探していくのです。
住宅ローンの借入額は総額の80%程度
ちなみに、一般的には年収の5倍程度の物件までなら、ゆとりを持って購入することができるといわれています。
少し無理をしても、購入できる価格の目安は6倍程度。これを超えて購入を考えると、どうしても住宅ローンの借入割合が大きくなり、その返済にあとあと苦しむことになってしまいます。
現在はローンの金利が安いこともあってか、年収の約6・5倍の物件を買うのが平均になっていますが、できれば5~6倍程度に抑えておいた方が無難でしょう。
また、可能であれば住宅ローンの借入額は総額の80%程度に抑えられるように頭金を用意しておくと安心です。貯蓄に余裕がない状態で家を買おうとするのはおすすめできません。