住宅ローンで3種類ある金利タイプのメリデメ
不動産の購入にはまとまった資金が必要なもの。それを現金で支払えるという人は多くないでしょう。住宅ローンを組んで購入するのが一般的です。住宅ローンの種類は大きく「民間ローン」「準公的ローン」「公的ローン」の3つがありますが、金利のタイプはそれぞれ異なっています。住宅ローンで3種類ある金利タイプを見ていきます。
住宅ローンの金利タイプは3種類ある
住宅ローンの金利タイプには「全期間固定金利型」「固定金利選択型」「変動金型」の3種類があります。
全期間固定金利型は、契約時の金利がずっと変わることなく、完済まで続くタイプ。金利情勢に左右されないため、生活設計がしやすい一方で、ほかの金利タイプと比べると予定総支払額が高めとなります。
固定金利選択型は、1、2、3、5、10、15、20 年など、一定期間を固定金利にすることが可能。固定期間が終了したあとは、その時点での金利水準を適用した固定金利、もしくは変動金利型へ変更することができます。
変動金型は、市場金利に合わせて半年ごとに金利が見直されるタイプ。低金利でスタートしても、景気に左右されるため、総支払額の予想ができないのが難点です。
住宅ローンの金利タイプ別の貸出実績
金利タイプ別の民間住宅ローン貸出実績を見てみると、変動金利型が49.9%、固定金利選択型が44.20%、全期間固定金利型が5.9%という構成になっています。
このほか、住宅ローンの返済方法には、月々の返済額が一定の元利均等返済と、返済が進むにつれて返済額が減っていく元金均等返済の2つがあります。
元金均等返済は元金の返済額が固定されるため、利息の分だけ、当初の支払いが高額になってしまいますが、確実に元金を減らせるため、無駄な利息を払わずに済むというメリットがあります。
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